活動報告・レポート
2025年1月9日(木)
チャーター便に関する会議
チャーター便に関する会議

熊野白浜リゾート空港の活用やチャーター便の就航についての会議を行うため白浜町に向かいました。主宰してくれた立谷さんとは昨年10月、一緒に台湾にチャーター便と定期便の依頼に行ったので、今回の会議はそれを実現することを目指して開催したものです。

チャーター便に関する会議

地元の皆さんにも参加していただき、課題と準備すべきことなどを話し合いました。元航空会社に勤務した経験があり、自ら航空会社社長を務めた方から説明を受けました。

白浜町に空港があることは地域発展の大きな財産です。どこの町にも空港があるものではなく、まして国際空港がある町は稀有な存在です。欲しくてもできない国際空港がある白浜町は、本来ならもっと発展していなければなりません。空港があると地元の町は本来であれば大きく発展していきます。ところが現在の白浜町は寂しい限りです。

問題視すべきは、こんな立派な空港があるのに羽田空港との間に一日3往復が運航しているだけの現状です。リゾート地と東京を結んでいる空港に一日3往復だけというのはもったいないことです。増便できると思いますし、他の都市との間でも就航させることを目指すべきです。白浜町には温泉があり海があり、ゴルフ場がありパンダがいます。こんなめぐまれたリゾート地にもかかわらず、運行本数が少ないのは本当にもったいないと思います。それは国際空港があると充実させられる設備とソフトがあるからです。

例えばパイロットや整備士の養成学校を設置することや、防災拠点として整備できること。現在であれば、空飛ぶ車の時代に対応した運航基地化、整備場、操縦訓練施設そして格納庫があれば拠点になりますし、白浜町の場合は宇宙関連事業も設置が可能です。特に無重力状態のシミュレーターを設置すれば、体験希望の人が集まってきます。

チャーター便に関する会議

また国際時代に対応した取り組みとして、空港内での英会話教室やキャビンアテンダントによる接遇やマナー教室、英会話教室も実現可能です。このような使われ方をしていないことも、実にもったいないことです。

元来、空港を発展させること地元を発展させることは両立すべきことですが、未だにどちらも発展途上にあることが問題です。ただ過去のことを言っても始まらないので、国際線化した今からの取り組みが大事です。

台湾とのチャーター便を実現させることは、そのきっかけになりますし、空港と地元発展のために必要な施策は、チャーター便を運航させた実績によって可能性がでてきます。

チャーター便に加えて、例えば成田空港や石垣空港との間での定期便も実現可能性を探るべきですし、他の地方空港との連携も図るべきです。今の羽田空港との間の一日3往復だけでは、次の展開にもっていくことは簡単ではありません。

目標は「大阪・関西万博」が開催される今年です。台湾からも「大阪・関西万博」のために来日する観光客がいますから、今年はチャーター便を運航させる絶好のチャンスです。白浜町に二泊、大阪市内で三泊、そして熊野白浜リゾート空港から帰国するツアーを実現させたいと考えて台湾との間でオンライン会議を継続しています。

今日、地元の有志が集まり会議を行いました。これを第一歩としてチャーター便の就航を目指すことにしています。

その他
  • 今年最初の令和会に出席しました。令和7年度に期待する県政と市政の取り組みや国際情勢について意見交換を行いました。意見交換の中で「和歌山県はインフラ整備が遅れているので企業が進出してくれません。まずはインフラ整備を進めて下さい」との意見がありました。
  • 高校生ダンスコンテストについて和歌山県と和歌山市に協力依頼を行いました。和歌山県の高校にはダンス部が少ないので、この分野で盛り上がりが見られません。コンテストを契機として和歌山県でもダンスの盛り上がりを期待しています。
  • 和歌山特報の社主を始めとする皆さんと懇談会を行いました。和歌山県の現状認識と県政への期待などの意見を聴かせてくれました。「諦めよりも期待が上回る和歌山県になって欲しい。そのためには片桐さんに期待しています」と伝えてくれました。