活動報告・レポート
2025年1月8日(水)
マスコミとの話し合い
マスコミとの話し合い

マスコミの方と和歌山県の将来について話し合いました。

「和歌山県の現状は他と比べると停滞していますし、将来有望な施策も見えてきません。他の地域は動いていますよ。何となくですが、和歌山県は後追いの施策が多くて先頭に立つような取り組みが少ないように感じます。取り組みとしては良いことですが、子ども食堂や給食無償化は和歌山県が一番先に行った施策ではありませんし、DXやGXも他と類似した取り組みで目新しいものにはなっていません。但し洋上風力発電の適地は、関西の中では和歌山県だけなので実現すれば評価されるものですが、水素供給基地の設置は見えていませんし、EV先進県になるための電気ステーションの整備も遅れているように思います。

また熊野白浜リゾート空港のチャーター便や定期便を目指した取り組みとリゾート施設との組み合わせなども一体化していないように映りますし、ビジネスとの組み合わせも遅れているよう感じます」という意見でした。

「そして片桐さんの活動を見ていると、和歌山県に必要な施策を組み合わせて県内全体を鳥瞰しているように思います。台湾とのチャーター便に関しても台東縣や花蓮縣を訪問した後も継続して協議を行っていますし、白浜町を始めとする和歌山県から台東縣や花蓮縣に観光に行く人を集めようとしています。インバウンド観光客に向けたリゾートホテルの誘致にも動いていますし、ライバースタジオ開設による地元産品の売り込みや大型イベントの仕掛けなど、施策をつなげていることが分かります。

また宇宙教育と『JAXAスペースティーチャーズ和歌山』の取り組みなど、宇宙に視点を当てて和歌山県の産業と観光に脚光を当てたのも片桐さんです。何年前か確かではありませんが、今から17年、18年ぐらい前のことだと承知していますが、誰も注目していなかった串本町からロケットを飛ばそうという取り組みは先進性があると思います。上野精一さんと共に取り組んだ『宇宙に最も近い和歌山県』は優れたテーマだと思います。

リゾート産業に関しても着目は的確で、和歌山県の食材を生かした食べ物の提供とショッピング、ショーやコンサート、スポーツ観戦やeスポーツ導入など、和歌山県にエンターテインメントを導入することで歴史と文化的な資源を生かそうと考えていること。それは地元で商売やビジネスをしている方々も潤ってもらえることを前提にした考えは、是非とも実現してくれることを願っています。

和歌山県全体を鳥瞰して必要な施策を考え、賑わいと地元と共生できるビジネスにもつなげようと考えて動いている人は少ないと思います。地方自治体に予算がない現状の下で、未だに予算を引っ張ろうとする人がいますが、未だに昭和的な動きはもう止めて欲しいと思います。それよりも職員さんと話し合いながら施策を創り上げていく動きをして欲しいと思います。和歌山県が遅れているのは小さな器の中で予算の奪い合いをしてきたので、県全体の発展とイコールになっていなかったように思います。

お正月に伊勢神宮を見て来たのですが、新年の参拝客で動けないほどでした。参拝の後におかげ横丁に行きましたが、人の波で動けないほどでした。『おかげ横丁』の仕掛けが上手いと思いますしネーミングはとても良いです。『おかげ様』は日本人が持っている素敵な心と行動の基礎なので、伊勢神宮に来たら『お陰様』の氣持ちで立ち寄りたくなります。

この場所で会った人と話をしている中で『和歌山県から来ました』と話したところ、『和歌山県は良いところですね。高野山があるからね。地元に高野山があるなんて羨ましいですよ。私たちは行きたくてもなかなか行けませんから』と話してくれました。

高野山があるのは当たり前なので、そんなことは思ったことはありませんでした。ところが高野山のある和歌山県で仕事ができていることは特別なことだと思い、感謝の氣持ちになりました。和歌山県に感謝の氣持ちを抱いたので、何としても誰かに将来の和歌山県を築いて欲しいと思いました。そんな思いを込めて話をしたいと思ったのです」と話してくれました。

約1時間の話し合いでしたが、その施策の中から将来の和歌山県の期待を感じてもらえたと思います。良い機会を頂いたことに感謝しています。

その他
  • 洋上風力発電の現状について地元新聞に掲載された記事を元に話し合いました。和歌山県での実現を目指しています。
  • 志磨神社での新春清祓例会に出席しました。新年の挨拶を交わすことができました。
  • 新規事業への進出に関する相談に応じました。地元で新規事業を誕生させることも行政の役割です。