活動報告・レポート
2025年1月2日(木)
同窓会

1977年に東和中学校を卒業した同窓会を開催しました。昨年10月ごろに案内状が届き、令和7年1月2日に開催する通知があり、幹事の一人に名前を連ねていたので、この日を楽しみにしていました。午前11時30分の受付開始時間には早くも集まりだして顔を合わせました。受付にいると名前と顔が一致しているので「時間が経過しているのに」と不思議な感じがしました。話してみたらみんなそう感じているようで、時間を縮める作用がある同窓会は不思議な時間だと思います。

同窓生の一人は「年齢と共に集まる会や団体が少なくなっています。呼んでくれている間が花だと思って案内があれば可能な限り参加するようにしていますが、同窓会は格別ですね。良い時間を過ごしています」と話してくれましたし、企画してくれた一人は「あと何回、開催できるか分からないので、今回集まってくれたことは本当に嬉しいことです。次は1年半か2年後に開催したいと思っています。それまでみんなが今日のように元気にいてくれることを願っています」と話してくれました。

今回、中学校の時代の話よりも今の話が多く交わされました。まだまだ現役で活動している同窓生が多いこともあり、「今やれることをやっていますし、まだまだこれからです」と意欲を持ちながら抱負を話してくれる同窓生が多いことも特筆すべきことです。誰も60歳以降は第二の人生だとか、ゆっくりと過ごすとは思っていないで、明日を見据えて生きていることを感じました。

また癌と闘病中の同窓生も元気な姿を見せてくれました。「今日、みんなが参加すると思ったので来ようと思ってきました。抗がん治療で痩せているけれど、新薬を投与しているので効果がでてきているようです。体力を維持できていることも元気で日常生活を過ごせていることも凄いことだと思っています。但し、抗ガン治療は9回も実施しているので、もうやりたくないほど副作用がきついです。みんなと会えて元気をもらえたので、この後東京に戻りますが、次回も案内があれば参加したいと思います」と話してくれました。友人たちは涙を堪えながら話を聴き、「こんなに元気でいるから大丈夫だよ」「何かあったら連絡して」「いつでも顔を見に行くから」など、自然な言葉が飛び出してきました。

僕は幼稚園から高校まで同級生なので、最も長いつきあいをしている一人ですから、この精神の強さに感銘を受けています。辛くても負けることなく、懸命に日常の日々を謳歌しています。その姿を知っているだけに、全てが人生の中の大切な一日だと思わされます。励ましているつもりが励まされている。そんな感じがするので、共に今日の会話を楽しみました。

さて開会に際して同窓生は氣を使ってくれて代表して挨拶をさせてもらいました。

「新年おめでとうございます。同窓会の案内が来た時はまだ先だと思っていましたが、もう令和7年のお正月を迎えました。今日の会場の案内板を見たところ『1977年東和中学校卒業生同窓会』と記されていました。信じられないことですが、あれから47年の時が流れています。当時の私たちにとって2000年は遠い未来であり、自分が60歳になるとは思ってもいませんでした。

ところが今では担任の先生方の年齢を超えてしまっています。ただ年を取ったという感覚ではなくて、今もまだこれまでと同じ延長線を歩いているように感じます。今日、久しぶりに開催する同窓会を、この後一緒に楽しみたいと思います。そしてお正月の私達へのプレゼントとして同窓会を主催してくれた吉田君、幹事の大井君、石本君、楠間君に心から感謝しています。皆さんのお陰で開催することができました。ありがとうございます。後ほど、一人ひとりに話してもらう企画があるとも聴いていますが、これからの時間を楽しみたいと思います。今日の同窓生の集まりに乾杯」。以上が挨拶の趣旨です。

同窓生との懇談しながらの楽しい時間は瞬く間に過ぎていきました。1970年の大阪万博や二度の東京オリンピックを経験し、世界がパンデミックに見舞われた時代も経験することも有事に備える経験となりました。また今年の「大阪・関西万博」も経験できる恵まれた世代だと思います。

これまで多くの人から学ぶ機会をいただくことで成長させていただき、社会で経験を積ませてもらいました。どれだけお返しができているか分かりませんが、これまでいただいたことへの恩返しの時期はまだまだ続きます。まだ現役で社会とつながっている同窓生が多いことも分かり、私たちは「まだやるべきことはある」と話し合いました。

お正月にとても嬉しい時間を過ごす機会をつくってくれた同窓生に感謝しています。一人も欠けることなく次回も集まりましょうね。