活動報告・レポート
2024年3月15日(金)
能登半島地震支援チャリティライブ第二弾
能登半島地震支援チャリティライブ第二弾

能登半島地震支援チャリティライブ第二弾を開催しました。今回は「REST」さんが開催趣旨に賛同してくれて、会場の提供と呼びかけをしてくれました。会場いっぱいに20人が集まり、チャリティトークとライブを楽しんでくれました。

トークイベントは、次のような趣旨で進めていきました。

和歌山県が行っている「能登半島地震被災地の支援活動と、巨大災害発生時における和歌山県の安心と安全のために実施すべきこと」を中心として話を進めました。

まずは、現地に行った皆さんからの報告や実際の支援活動を伝えることで、気持ちを一つにしたいと思いました。参加してくれた皆さんは、被災したのは自分のことのように思ってくれたようで報告を熱心に聴いてくれました。

そして令和6年2月県議会一般質問で取り上げた「避難所について」の話も伝えました。避難所は自身や津波から逃げ込む場所であるだけではなく、数日間は日常生活を過ごせる場所であるべきです。ところが避難所のあり方は、阪神淡路大震災の時から変わっていないのです。避難所のハード面の充実も、ソフト面での氣配りも止まったままなのです。

特にトイレとシャワー設備が脆弱であり、温かい食事が提供できていないことが大きな問題です。そこにプライバシー空間が確保できないことでストレスを感じることや避難所生活を苦痛に感じる人が多くなっています。トイレとキッチン、お風呂とプライバシーの確保の課題は見つかったので、県としてどのように改善して備えるのかを考える必要があります。来て欲しくありませんが、東南海・南海地震の発生の危険性が指摘されていますから、今から避難所のあり方を見直して順次必要な改善を実施していくべきです。令和6年度はトイレトレーラー2台を導入して非常時に備えることにしていますが、予算があればさらに増やしていくことを指向しています。

「巨大地震は明日到来するかもしれない」と指摘されていますから、順次備えていく考えでは遅いと思われるかもしれません。しかし、予算の制約と行政機関の人の配置での制約がありますから、少しずつ対策を進めていく必要があります。巨大災害の脅威に対しては、少しずつ備えていく以外に方法はないのです。

能登半島地震支援チャリティライブ第二弾

和歌山県からは行政もインフラ企業も被災地に赴いて、懸命の支援活動を続けています。

和歌山県だけでも延べ5,000人は被災地入りしていますから、見えないところで支援活動を実施していることを分かっておいてください。和歌山県からのこれらの支援は、被災地の皆さんは分かってくれていると確信しています。

また私達は今日の支援チャリティライブに参加して被災地に気持ちを届けようとしていることも、分かってくれると思います。私達の懸命な思いは、届けたい人に届くからです。

和歌山県から被災地の皆さんに対して、支援の気持ちを届けるためには今日のチャリティライブを楽しむことが大切だと思います。金額の大小ではなく、応援している気持ちを伝えることがやるべきことであり、それを見えるようにしたものがお金なのです。

だから届ける気持ちが大切なものであって、金額の大小は関係ありません。このトークで皆さんが能登半島地震被災地の皆さんにエールを届けたいと思ってくれたなら、チャリティに参加して欲しいと思います。

この後は羅布陽介さんのギター演奏で皆さんに出演していただき、チャリティにしたいと思います。支援する気持ちを抱いてギター演奏で歌っていただき、その結果を来週月曜日に和歌山県庁に義捐金として届ける予定です。

このチャリティライブのひと時が、被災地の皆さんに支援の願いが届く時間となり、形として結果を残せるものにしたいと思います。

トークの後、羅布陽介さんのギター演奏と共にチャリティライブの出演者を募り、皆さんにステージに登場してもらいました。ライブに参加することで、より一層、意識が高まり被災地支援の気持ちが強くなったと思います。和歌山県の皆さんの心は温かい。そんなことを感じる時間となりました。

能登半島地震支援チャリティライブ第二弾 能登半島地震支援チャリティライブ第二弾

そして羅布さんから「今日が二回目のチャリティライブですが、第3回目、第4回目と続けて行きたい」と発信したところ「私のところでもチャリティライブを開催してください」と連絡をいただきました。早速、来週、3月18日の月曜日に第三弾のチャリティライブを行うことになりました。能登半島地震への支援の輪が和歌山県内で広がっています。

本日、参加してくれた皆さん、会場を提供してくれた「REST」さん、共同主催の羅布陽介さんに深く感謝しています。

トークイベントの後に参加者の皆さんから要望をいただきました。

  1. 水管橋事故が起きた時、紀の川の北部の生活は大変でした。水道が止まっただけでも生活が大変ですから、能登半島地震の規模の地震が発生した時の生活は想像もできないほどです。災害に強い和歌山市を目指してください。
  2. 私立高校は避難所に指定されていないのですか。私の住んでいる地域に私立高校がありますが、避難所に指定されていないと思います。公立学校の体育館が避難所に指定されていますが、避難するには遠いので私立高校との避難所協定をお願いします。