活動報告・レポート
2023年6月29日(木)
陸奥宗光伯
県議会閉会

令和5年6月県議会定例会が閉会しました。付託された提案の審議の結果、全て可決して議会を終えました。今回の一般質問と建設委員会で当局と質疑を交わし、成果を得た議会となりました。次回の定例会に向けて、県政に関わる調査を継続して行います。

陸奥宗光伯

「陸奥宗光と和歌山」および「龍馬と宗光 未来への伝言」イベント開催について記者発表することになりました。

記者発表は令和5年6月30日、金曜日、午後1時30分からで、場所は県政記者クラブの予定です。ここでの記者発表内容は次の二項目です。

(1)第36回龍馬World in 和歌山プレイベント「陸奥宗光と和歌山−不平等条約改正 締結130周年に向けて−」イベントについて

(2)第36回龍馬World in 和歌山「龍馬と宗光 未来への伝言」イベントについて
本県の主催団体は「紀州 宗光龍馬会(龍馬World in 和歌山 実行委員会)」で、開催趣旨は次の通りです。
「一般社団法人全国龍馬社中が所管する龍馬会の全国大会が「龍馬World」ですが、その全国大会を令和6年7月、和歌山県で開催することに決定しました。これは全国の歴史ファンが和歌山県に集う大会で、全国から注目されるものです。
主催者としては和歌山県活性化を図ると共に、故郷の偉人であり坂本龍馬と師弟関係にあった陸奥宗光伯が、龍馬の意志を継いで明治政府において不平等条約改正につなげた功績を全国に発信したいと考えています」。

岡公園 陸奥宗光外務大臣の像

ところで和歌山市の岡公園には陸奥宗光外務大臣の像が建立されています。和服姿の陸奥宗光伯の像は、外務省の像が洋装であることから和服姿になったという説もあります。県民にとって、日常的に偉人の姿に接することができる環境にあることは好ましいことです。

わが国を近代国家に導いた故郷の偉人の姿が岡公園にあることは、次に続く者たちを呼び起こす力になるからです。偉人が届かないような高いところにいた人物ではなくて、私達と同じ人間で、故郷においては身近な存在に感じられる環境が必要です。生まれながら偉人になることを約束された人はいません。

人は先輩や周囲の人の支えによって成長していくもので、成長していった人達が行動した結果、功績を遺したことを指して偉人と呼ぶのです。

岡公園 陸奥宗光外務大臣の像と片桐

陸奥宗光伯の銅像が建立した人達は、この後に続く若い人達の登場を期待してのものだと思います。称えるだけではなく、偉人を超えていく若い人が歴史に登場することを願ったに違いありません。

陸奥宗光伯の銅像の前に立って、「令和6年に開催予定の『龍馬World in 和歌山』は二人の偉人の功績を称えると共に、後の時代の私達がその偉大さに怯むことなく、追いかけることを求めたい」と思いました。

今年のWBC決勝戦でアメリカチームと対戦する直前に大谷翔平選手が「今日1日だけは、やっぱり憧れてしまったら超えられない。僕らは今日超えるために、トップになるために来たので、今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう」と語ったと報道されました。

この意味は、メジャーリーグ、メジャーリーガーを尊敬しているからこその発言です。尊敬しているからこそ「越えたい」と思って頑張るのです。「超えられない」と諦めてしまえば、超える可能性をなくしてしまいます。

故郷の偉人を尊敬しているからこそ偉人の功績を知り、そこを目指すべきなのです。

坂本龍馬と陸奥宗光伯を目指す気概を全国から集まる皆さんに伝えられる和歌山大会にしたいものです。故郷の偉人の銅像もそう思ってくれているように感じます。

今年から来年にかけて和歌山県を舞台に、坂本龍馬と陸奥家宗光伯が和歌山県を躍動します。