活動報告・レポート
2023年6月18日(日)
京都研修例会
京都研修例会

和歌山ゴールドライオンズクラブ研修例会に出席しました。今回は京都例会で参加可能なメンバーと共に和歌山中央ライオンズクラブからも出席をいただき、クラブが目指している「楽しい例会」になりました。報告事項が多いだけの例会は「楽しくない」というメンバーの意見を聞いて改善途中ですが、現会長が「僕は京都例会を開催したい。絶対に良いから」と自信を持って薦めてくれたのが今回の例会です。

会長が大型車を借りてくれ、自ら運転してくれて実施したもので、クラブメンバーは会長の心配りと今回の企画に感謝するばかりです。

研修で訪れた平等院は10円硬貨のデザインで知られていますが、ここの象徴である鳳凰は1万円札のデザインにも使用されています。わが国のふたつの通貨のデザインに選ばれている建築物は他にないと思いますから、わが国を代表する歴史的建築物であることは間違いありません。

続いて伏見稲荷を訪れて千本鳥居を潜ってきました。ここは多くの外国人が訪れていました。この千本鳥居はインスタなどですっかり有名になり「日本で訪れるべき観光地」になっているためだと思います。アジアからの観光客が多く、鳥居を歩きながら映像を撮影し、自らの声で紹介していました。

撮影した映像はSNSに投稿するのだと思いますが、最近の旅行のあり方について話を聞きました。

昔、私の若い時代は長期にわたって海外旅行をしようとすれば、会社を辞めなければなりませんでした。半年仕事をしてお金を貯めて辞める。半年ぐらい海外旅行して帰国する。そして仕事をしてお金を稼ぐ繰り返しをしていました。

ところがSNSで稼げる現在は違います。仕事をしなくても海外に行って映像を撮影してSNSにアップすればお金を稼げるのです。海外旅行自体がお金を稼ぐ手段であり、旅行しながら撮影して、旅行資金を得られるのです。とても良い時代になっていると思います。外国から日本に来た人の中にも、そんな暮らしをしている人がいると思います。それがあるから伏見稲荷などが外国に「日本で訪れるべきスポット」として浸透し、インバウンドを呼び込むことになっているのです。

SNSのない時代とある時代の違いは社会の違いを表しています。旅行することがお金を稼げることになっているのです。もちろんそれまでに投資や行動力が必要ですが、人気を得られたら海外旅行をしながら必要な資金を得ることができるのです。

今では多くの人が知っているSNSによる社会の変化ですが、現地を訪れてしっかりと聞いてみると社会が生き物であり、それが本当であることが分かります。ライオンズクラブは社会貢献、社会奉仕を目的にしている団体ですから、社会の変化に対応した活動を志向しています。「インスタ映えするスポットを創り上げることも、ライオンズの活動になる」と話すメンバーもいて、学べる視察研修になっています。

さて例会では一年の活動を総括しながら、新年度に向けた事務所移転や新体制での事業計画と予算書作成の案件などを話し合いました。今期はスピーチ例会で話題を豊かにすること、子ども達の支援につながる活動を目指すことにしています。

そしてメンバーの親睦を図るための研修例会も継続することを確認しました。私達は新しいクラブとして今年7月1日からスタートするので、和歌山市のために貢献できる事業実施を目指していきます。

例会を終えた後の時間は、部屋に戻って懇親会へと場面を展開しました。京都の夜に親睦を深めることにつながりました。