活動報告・レポート
2020年6月27日(土)
陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会

「仕事で大切なことは、最後に感謝の気持ちを持つことです」と話してくれたのです。仕事を進めている時は感じていないかも知れませんが、最後に感謝の気持ちを持つということは、「仕事の途中でも感謝の気持ちを持っている」ことになると思います。一緒に仕事をしている人、交渉相手などに感謝の気持ちを持つこと。そして今の仕事にも感謝できることが結果につながるように感じます。

また「商売は割り算です。割り算の解のことを商と言うでしょう。商売は割り算であることが分かります」ということです。

そこで「商」の語源を調べてみました。中国の国の名前だったようです。「商」という国の人達が生計を立てるためにお金を稼ぐ行為が商売で、それは償いや賞といった何かを誰かに分け与える行為のことだったようです。人に分け与える行為に対価を付けたのが商売ということです。つまり一つのものを複数に分け与えることを指して割り算の解が「商」となったということです。

分け与えることが商売ですが、そこに利潤を乗せることで分け合った全員が利益を受けることが商売だというものです。ビジネスも同じで、関わった全員が利益を得ることですから、一方だけが利益を受けることはビジネスとは言えないような感じがあります。

陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会
陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会 総会

「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」総会が開催されました。総会は立谷会長が議長となり進行してくれました。前年度の活動報告と決算と、本年度の予算案と事業計画案の提案があり、全て承認されたので、今日以降、本年度の活動に入ることになります。

議案に対して活発な意見が交わされ、事業計画が深まりましたし、会費の問題も検討した結果、予算案も増額することになりました。より良い活動に発展しそうに感じます。

本年度は主に秋に行事を計画しています。本年度は、陸奥宗光伯と共に和歌山県の偉人を皆さんに紹介することを目指しています。

夏は8月23日に高野山の無量光院において、陸奥宗光伯没後123回忌の法要を兼ねて定例会を開催します。そして10月25日は学習会を和歌山県立近代美術館で開催し、10月31日には串本町の潮岬青少年の家、11月8日には那智勝浦町体育文化会館で講演会を開催します。

また11月28日は白浜町総合体育館、29日は田辺市の和歌山県立情報交流センターで講演会を開催する計画です。その間の11月1日は、和歌山ビッグ愛で「日本書紀編纂1300年記念学習会」を共催することになっています。

新型コロナウイルス感染症のため、本年度の主な行事計画は秋以降に延期して対応することになりました。役員一同、本年度の活動計画に賛同したこと、新たに故郷の偉人も取り上げることで気持ちが高まっています。

白浜町、田辺市の会場では、わが国で初めて国産天然痘ワクチンの開発に成功した小山肆成氏を取り上げ、串本町と那智勝浦町では「宇宙を和歌山に呼んだ男」である上野精一さんの功績を取りあげます。故郷の偉人の生き様を知ることは和歌山県人としての誇りになりますから、生き様、そして功績を皆さんに知ってもらいたいと考えています。上野精一さんが生前「人間は上を向いていると元気になれる。だから宇宙を目指すのです」という言葉はシンプルに宇宙の夢を表現しています。宇宙の話を聞く時、宇宙を語る時、人は夢を持って輝きます。それが元気の素になっていくのです。

きっと故郷の偉人達も、悩んだ時、困った時など気持ちが沈んだ時に夜空を見上げて元気を取り戻したことがあると思います。現代を生きる私達も、同じように夜空、宇宙を見上げて活動の糧にしたいと思います。そんな時、私達と同じように宇宙を見上げた偉人の人生を知っておくことは生きることを考える契機になります。「偉人に学び、生命(こころ)を強くする」が本年度の実行委員会の活動のテーマです。生命と心、そして故郷の誇りについて発信をできるように取り組みます。