活動報告・レポート
2016年11月29日(火)
議会報告会
議会報告会
議会報告会

片桐章浩を応援する会主催の議会報告会を開催しました。今回が51回目となりますから、継続の力を感じています。時間は午後7時から9時20分までで、平成28年の最終回となることから平成27年6月から直近の議会活動の総括と、過去2期の議会活動のまとめについて、そして平成29年度から平成38年度までの和歌山県の長期総合計画の素案についての報告を行いました。

過去を振り返ると、その時々の県政や地域の課題が分かりますし、現在の姿と比較して改善されていることに手応えを感じることが数多くあります。10年前と現在を比較して県政を前進させていることを嬉しく思いますし、まだ課題解決が図れていないことは継続して取り組む必要性を感じています。

県議会議員としての二期8年と三期目の2年7カ月を総括すると、多くの課題に挑戦してきたと思います。挑戦することの大切さとその結果を更に発展させていくことが大切だと感じています。

またこれから10年先の和歌山県の姿を説明し皆さんと話し合うことで、将来展望が明確になり、そこに向かうためにすべきことが整理できます。今を大切にしながら将来を語り合うことで、これからの和歌山県を私達が創り上げることができますし、そこに参画できることを嬉しく思っています。

県政と地域の課題として意見があった項目は次の通りです。

JR和歌山駅東口は和歌山市の玄関口の一つとしては寂しすぎます。東口改札を出ると県都の光景とは思えません。和歌山市より小さな市でも、都市型の駅モデルのところはたくさんあるので、和歌山駅東口を都市型に改修することを要望します。

都市型の駅とは高齢者や障がい者にも優しい駅のことで、改札とホームはユニバーサルデザインで設計されていることやエレベーターが設置されていることも含みます。旅行用のスーツケースを運ぶ時の階段の上り降りは大変なので、駅舎のユニバーサルデザイン化が必要だと感じています。

JR阪和線の和歌山駅から天王寺駅、大阪駅までの移動時間が長いので時間短縮をして欲しいと思います。以前は和歌山駅から天王寺駅まで1時間程度で移動できたのですが、最近は1時間20分要していると思います。特に昼間は和歌山駅から日根野駅まで各駅停車になっているので、天王寺駅に行くのをとても長く感じます。これでは利用者が更に減少すると思いますので利便性を高めて欲しいと思います。

JR天王寺駅から和歌山駅に帰る時、紀州路快速や快速に乗車するのですが、発車ホームが何番線なのか分かり難いので改善をお願いします。和歌山駅行きの出発ホームは4番ホームか15番ホームだと思いますが、急いでいる時は間違うことがあるので改善してくれると助かります。

和歌山市にある水道路と呼ばれる道路が狭隘で何十年も前から同じ道路形状になっています。車の通行量が増加していること、この付近の住民が高齢化していることなどから、車道の拡幅や歩道の設置などの安全対策が必要だと思います。道路幅の改善や道路の改修などの対策を講じて欲しいと思います。

ぶらくり丁は今でも和歌山市の中心地だと思っています。しかし人通りの少なさやシャッター通り化していることを残念に思います。最盛期のような活気を取り戻すことは難しいとしても、何とかして再生を図って欲しいと思います。中心市街地の再生はぶらくり丁の再生失くして成功とは言えません。ぶらくり丁の再生についても検討して下さい。

和歌山県の製造業などを支援する制度を充実して欲しいと思います。企業が元気にならなければ地域は元気になりません。若い人たちに就職してもらえる環境づくりと元気な和歌山県のために中小企業の支援は必要だと思いますので要望します。

子ども食堂やフードバンクの取り組みの必要性について話し合いました。和歌山県内でこれらの取り組みをしている実例は少ないのですが、全国の取り組みに遅れないように対応していくことが必要です。子ども食堂やフードバンクは新しい行政課題なので対応できるしくみの確立が課題です。

以上のような意見や要望がありました。それぞれの質問に回答したのですが、県政の課題だと認識しているので継続した取り組みをしたいと考えています。

活発な質疑と意見交換を行ったので充実した議会報告会となりました。初めて参加してくれた人は「分かり易くて参加して良かった。次回も参加します」などの意見を聞かせてくれました。この議会報告会は今年も、参加してくれた皆さんの参考になり、楽しくて役に立つ、そして次回も来たいと思ってもらえるような議会報告会にすることが出来ました。

今回も今年一年も、充実した議会報告会になったと思っています。新しい年もこの議会報告会を楽しい内容にして継続していきたいと考えています。

「片桐章浩を応援する会」主催の議会報告会は、皆さんの笑顔に接することのできる報告会になっていることに感謝しています。今回で51回目の開催となり、100回目に向かってスタートできた報告会となりました。

観光振興

高野山の観光PRについて和歌山市とタイアップの可能性について協議しました。高野山の観光客は一年を通じて多く、また外国からの観光客が多いので、高野山から和歌山市に来てもらえるルート作りや、和歌山市から高野山につなげるルート作りについて話し合いました。そのためにはバスの運行などのハード対策と観光情報の共有やお互いに発信することが必要なので対応の可否について話し合いました。