活動報告・レポート
2016年1月28日(木)
海難1890
海難1890

和歌山県串本町を舞台にした映画「海難1890」が注目を集めていると思います。

「先日、友人から薦められて『海難1890』を観に行きました。私は別の映画を観たかったのですが、薦めてくれるのだから観て見ようと思い映画館に行ったのですが、観て良かったし感動しました。和歌山県が日本とトルコの友好関係を築いてくれた歴史があることを知りませんでしたし、テヘラン空港でトルコ航空が空港に取り残された日本人を救助してくれたことも知りませんでした。

多くの日本人はこのエルトゥールル号にまつわる歴史を知らないと思います。和歌山県は何故、文部科学省に働きかけて、この素晴らしい歴史を小学生に学ばせないのでしょうか。トルコでは、全ての小学校でエルトゥールル号の歴史を教えていると聞いています。トルコの人が、日本人が先祖にしてくれた親切心を知っているのは、教育を施しているからだと思います。日本人がこの歴史を学ばなくてどうするのですか。せめて映画をきっかけとして和歌山県から国に『小学校でエルトゥールル号の歴史教えること』を働きかけて欲しいと思います。映画が和歌山県に役割を与えていると思います」という意見を県外の知人から聞かせてもらいました。

和歌山県では教科書副読本を使ってエルトゥールル号の事件を小学校で学習していますが、全国での学習状況は分かりません。ただ日本人が残した歴史は学び引き継ぐことが大切です。エルトゥールル号の事件は和歌山県外の人には知られていませんでしたが、この映画によって少しは知られることなったと思います。

エルトゥールル号の事件は、和歌山県の歴史と言うよりも日本国の歴史として扱われる事件だと思います。是非とも、社会か歴史の教科書で詳しく学習出来るようにして欲しいと思います。

知人は「何故、日本人としてこんな素晴らしい歴史を小学校で教えていないのか不思議でなりません」と話してくれましたが、その理由は分かりません。国レベルで取り扱うべき歴史だと思いますから、この意見への対応を検討したいと考えています。

それにしても和歌山県外の方から「海難1890」についての感想や意見を聞かせてもらっています。これらの嬉しい反響があることを嬉しく思っています。和歌山県として誇りに思いたい歴史であり映画です。

津秦新駅

和歌山電鐵貴志川線沿いに津秦自治会があります。この地域内に津秦駅を設置できないかどうかを話し合う会が開催されました。かつて津秦には貴志川線の駅があり、何かの事情で廃止された経緯があります。しかし津秦地域は新しい住宅が建設されている地域でもあり、病院や福祉施設なども立地している地域のため、地元から津秦に駅を設置して欲しいと言う意見が出始めています。

この声の背景には、住宅が増えていることから利用者の増加が見込めることや、高齢社会に備えて病院や福祉施設のあるこの地域に駅があることは高齢者が公共交通を利用して生活をしているモデル地域になり得ることなどの理由があります。

また地方鉄道は沿線の利便性向上と利用者の増加を図ることを目指していますから、津秦新駅に関しても肯定できるものだと考えています。地元陳情型の駅新設の可能性は決してゼロではありませんから、予算と新駅の図面、地元からの行動と鉄道事業者などとの連携をすることで可能性を高めることが可能だと思います。

本日は地元の皆さんを中心とした方が集まり、第一回目の津秦新駅に関する協議を行いました。

今後も協議会を開催することを決定し、予算案、図面制作、地方鉄道において最近、新駅設置を実現した地域の視察、新駅建設に費用を集める方法の検討などを行うことを目指しています。これまでも何度か津秦新駅の設置に関しての声がありましたが、必要とする皆さんが集まって協議をするのは初めてのことです。これからの協議の進展を期待しています。

懇親会

毎月一度開催している異業種の皆さんが集まる意見交換会を行ったこと。和歌山県の経済情勢や地域の動向、金融事情などに関しての意見交換を行いました。