活動報告・レポート
2015年9月2日(水)
勉強会
県議会

平成27年8月県議会定例会も明日で閉会となりました。本日は追加議案として、人事案件が4件提案されました。明日の最終日に委員会で審議を終えている議案と共に採決を取ることになれます。

また議会運営委員会では4件の意見書の提出があり、会派として態度決定をするため協議を行っています。

合同例会

和歌山中央ライオンズクラブと和歌山ゴールドライオンズクラブの合同例会が開催されたので出席し挨拶をさせていただきました。

合同例会
合同例会

僕から訴えたのは、ライオンズクラブの伝統を守る活動として紀の国わかやま国体へのボランティア参加を行い、地域社会での認知度を高めることを目指したいということです。刷新する活動としてフェイスブックに各クラブでページを持ち、自分達の活動の情報発信することと、他クラブの活動を知り水平展開できるところは真似ることを依頼しました。

合同例会

また本年度の目玉事業として、ライフジャケット推進事業に主体的に取り組むことを訴えました。地区の事業ですが、和歌山県を舞台にした活動なので和歌山県内のクラブとして主体的に取り組む必要があることも訴えました。来週の火曜日に会長幹事会を開催することにしていますので、そこでリジョンとしての方針を伝えたいと思います。和歌山県外のクラブも協力してくれるので、それらの地域に劣らないような取り組みに仕上げたいと考えています。ライオンズクラブ発足100周年記念事業としてライフジャケット推進事業を位置づけていること、和歌山県を舞台とした活動であることから主体的に関わり、私達の活動を全国に発信したいと考えています。

以上のような内容の依頼を交えて例会で挨拶を行いました。

満100歳
満100歳

おめでたいことに満100歳を迎えたKさんのお祝いに訪れました。100歳まで生きようと思っても出来るものではないので、Kさんが元気に長寿を迎えられたことを嬉しく思っています。お花をお祝いとして届けたのですが、お花の先生がそのお花を作品として仕上げてくれました。届けるに際して「100歳のお祝いに私の作品を選んでくれたこと嬉しく思います。この仕事をしていた良かったと思える出来事なので、おばあちゃんとお花が一緒の写真を撮影して下さい」と喜びの声を聞かせてもらいました。

誰かのお祝いのお役に立てることは、大きな喜びとなります。お祝いを受け取る人もお祝いの作品を制作する人も、そしてお祝いの作品を届ける人も、みんな幸せになれる出来事でした。おばあちゃん、100歳のお誕生日おめでとうございます。

勉強会

第二回目となる大学教授、金融機関の長、教育関係者の方々との勉強会を行いました。今回もとても役立つ内容の勉強会となりました。

議論を交わした主な内容は以下の通りです。

南海和歌山市駅の建て替えと和歌山市駅周辺の再開発について。現在計画中の和歌山市駅の建て替えに関して、駅舎の上層部にマンションを設置することが都市再生として必要な事ですが、そうなっていないことが問題であると認識しています。容積率が問題になっていると聞いていますが、和歌山市の玄関口である和歌山市駅辺りの容積率が低いことが問題です。

容積率とは都市の開発が急激に進展することによってインフラ整備が追いつかない都市や地域に当てはめるもので、都市化が図られている地域であり、人口を集積させたい地域である場合、容積率の基準を緩和すべきです。都市計画の見直しが伴いますから作業や手続きは面倒なことになりますが、今回の和歌山市駅周辺再開発を終えると50年以上は触ることができなくなります。駅舎の建て替えを行う今の時期が最善で、効率的な開発の最後になるかも知れませんから、賑わい創出のための居住スペースの設置を駅の機能として求めたいと考えています。交流人口を産み出すターミナル駅と商業施設、そして居住スペースの確保が都市再生に欠かせない要素となっています。

和歌山市の商店街は中国人観光客の爆買いに対応していないことが問題です。ぶらくり丁では銀聯カード対応のお店が少ないこと、「熱烈歓迎」や「銀聯カード使用可」などの垂れ幕がないため、中国人観光客を向かえる体制になっていません。

免税店を増やすことは大事ですが、それよりも外貨の持ち出しが制限されている中国においては、銀聯カードを使用できる店舗を増やすことの方が重要です。大阪の代表的な仕様である心斎橋では銀聯カードが使えますし、中国語表記の店舗が増えています。和歌山市においても中国人観光客の購買に資するような取り組みを行いたいものです。

そのためには、和歌山市内における銀聯カードに対応する端末機の設置が必要となります。端末の設置をどう図っていくのか、インバウンド施策を勧める行政と、直接、販売事業者となる商店街との協働が必要となります。

外国人観光客を迎えるためには、WiFi環境を整えることが必要です。本年訪れた世界の観光都市ホノルルでは、道を歩いていてもインターネットへの接続ができました。道路沿いの店舗や道路付近のWiFi環境が整えられていて、歩いている時もWiFiに接続されている良い環境がありました。残念なことにぶらくり丁を初めとする商店街でWiFi環境の整っている場所はありません。

観光都市、インバウンドの向上を目指している和歌山県としてWiFi環境を整えたいものです。

紀州忍者のお墓があるのは恵運寺だそうです。紀州忍者のお墓がある場所は珍しく、地元の僕達でも知りませんでした。この紀州忍者のお墓に関してはイギリス人が最初に発見したようです。

この例にあるように和歌山県には、潜在的観光地の要素を持っている場所が多数ありますから、自分達のまちに誇りを持つことも話し合いました。

また外国人には高野山が人気ですが、外国人が使用しているネット情報によると、高野山には南海難波駅から電車が出ていると掲載されているようです。母国でネット情報を見た人はJR和歌山駅から高野山に行けることを知らないので、どうしても大阪市に宿泊することになり、和歌山市にまで来てくれないのです。インターネットでの和歌山県の観光案内方法も改善する余地はありそうです。

外国人観光客向けのゲストハウスが不足しているようです。既に首都圏、大阪府を中心とした地域では、ゲストハウスが不足しています。外国人は日本の伝統的に家に宿泊し、日本の家庭料理を食べたいと思っているようです。何もかも揃ったホテルでなくても良いので、旅館や空き家を改修した宿泊施設があれば、外国人観光客を誘客することができます。

B&Bと言われるサービスを提供できるなら宿泊所として使用できます。B&Bとは、ベッドとバスが快適なという意味のBと、日本式のお風呂があることが、もうひとつのBの意味です。このB&Bの機能を整えた宿泊施設を和歌山市で増やすことができれば、観光都市に近づくことになります。 合法的に運営できるゲストハウスの条件について、調査することにしています。

最近の傾向として、金融機関ではアグリビジネスと林業、PFI事業を重点志向しているようです。アグリビジネスは農業法人向けの融資を強化し、林業は森林の買い取りを促進し、バイオマス燃料の産出を促すために融資をするものです。和歌山県にとっては絶好のビジネスチャンスで、事業者と金融の両者のマッチングができるようにしたいと考えています。