活動報告・レポート
2014年1月11日(土)
新年の講話
昼食会

飲食関係の皆さんとの昼食会に参加しました。飲食店経営は経済環境に左右されますし、経営者の皆さんは消費税の影響を心配しています。経費削減は限界まで切り詰めていますし、これ以上の削減は厳しいことから増税による消費性向を気にしています。その経費削減のひとつとして決済方法について話し合いました。カード決済を少しでも安価で済ませられる方法について協議しました。この案件については後日、対応していくことにしています。

新年の講話

新春に際して阿弥陀寺の高木歓恒住職の講話を聞かせてもらいました。毎年1月に講話をいただいていますが、今回は「心の方向転換」について講話をいただきました。講話で感じたことを以下に記します。

社会が乱れるのは人の心の問題に起因しています。思いやり、やさしさのない社会は乱れますから、国の乱れへと発展して行きます。世界を見渡すと乱れている国がありますが、それは人の心が乱れているからです。思いやりとやさしさ、そして経済力がある国は平和で発展していく国です。日本が世界の中で発展を遂げられたのは、この要素があったからです。これから先も伝えていくべきことは思いやりの心、やさしさ、そして経済を支える力だと思います。

心を方向転換させるためには祈りの力が役立ちます。一人で心を変えようと思っても、環境に何の変化もないのに心を変えることはできません。せめて祈りを捧げることで心のあり方を変えたいと思います。祈ることで得られるものは、心を変えられるということです。怒りや恨み、妬みの心を生きる力、生きる勇気、生きる喜びに変えられるのです。祈ることは心を変えることですから、心の持ち方を変えることで、心から湧き出るものを変えることができるのです。

但し、祈りや内心は見ることができませんから変化が分かり難いのです。そのため途中で変化がないから止めてしまうのですが、見えないものに力があることを信じたいと思います。心で思っていることも、素晴らしいアイデアも、考えていることも見えません。しかしそれらが顕在化することで社会は変わります。そのために日常でできることから始めたいのです。

日本には外国語に訳すことができない有り難い言葉があります。それらを意識することで心が変わっていきます。祈りを感じさせる代表的な言葉は「いただきます」、「ご馳走さま」、「お蔭さま」のみっつです。

「いただきます」と大切な命をいただくことです。人が生きるために他の生物の命をいただいています。動物や植物の尊い命をいただいて人は生きているのです。自分のために命を捧げてくれたことへの感謝の気持ち、食に際しての祈りの言葉が「いただきます」です。

「ご馳走さま」も同じです。馳走とは、どちらの語も走ってくることを意味しています。食べ終わった時に使う「ご馳走さま」は、遠くから走ってきて自分のところにやってくるものを受け取っていることへの感謝です。つまり食材に対しての感謝の言葉なのです。やはり命をいただいたことへの祈りと感謝の言葉となります。

そして「お陰さま」は陰、つまり自分の背後にあり見えないものへの感謝の気持ちを表す言葉です。自分は見えないものに守られていることに対する祈りと感謝の言葉として使っています。

形のないものに人は感謝の気持ちを表すことは不得意です。食べ物をいただくなど、見えない感謝の気持ちを表す対象は見えるものである必要があります。形があることで人は祈りと感謝の気持ちを持って手を合わすことができるのです。

平成26年は、今まで以上に見えないものに対して祈ること、そして感謝の気持ちを持って何事にも接したいものです。

新年会

ふたつの新年会にお招きをいただいたので参加しました。最初の新年会では、和歌山県の公共工事の予算は四国四県に匹敵する予算規模であることが話題になりました。和歌山県の公共事業への期待があります。ただ県外事業者が入っていることから、県内事業者に十分な成果が発生していないことなどを知らせてもらいました。意見を聞いてくれるトップであり行政であって欲しいという要望をいただきました。

二箇所目の新年会の参加者は20歳代の人が中心の若い懇親会でした。社会人としてスタートした人も多く参加していて、希望の感じる会合となりました。デフレ経済の下、一時期、企業は採用を控えていたので、新人といっても職場の中心としての役割を期待されています。それだけ責任がある立場に早くなることになります。約50人の皆さんが参加した会は、皆さんのやる気と高い能力から未来を感じる会でした。