活動報告・レポート
2011年9月15日(木)
台風の体制
台風の体制

台風12号被害への対応を連日行っています。県庁の状況ですが、広報部門、人事部門、土木部門などでは24時間体制を取り、職員さんが当番制で一晩中対応できるようにしています。深夜に報道関係者から問い合わせがくる時もあるようです。このことは余り知られていませんが、県庁はそれぞれの持ち場で全力を尽くしてくれています。

またインフラ系の企業でも各地に応援を依頼、体制を組み24時間体制で復旧作業に当たっています。決して表に現れることはありませんが、私達の地域を見えない大きな力が支えてくれています。

地球環境保全

最近、地球環境問題への関心は薄くなっています。しかし文明論ともいえる地球環境問題への対応を放置してこれからの社会は成り立たないのです。経済と地球環境の両立という意見は尊重すべきですが、現実にわが国が危機的状況になると、やはり最優先させるのは経済ということになります。資本主義ではまず経済があって、そこからそれぞれの問題があることを認識させられます。

さて、そんな中でもこの問題を放置すべきではないのです。今年の8月末に桐の苗木を植えて地球環境に貢献しようとする団体があります。植樹場所は紀の川市ですから、台風12号被害を受けていないかどうか現場調査を行ってきました。結果として、この植樹場所は高台にあるため被害はありませんでした。8月末に植えてから今日まで約3週間ですが、幼い葉が芽生えていました。どんな環境にあってもすくすく育っている桐を見て、この取り組みを失敗に終わらせてはいけないと感じました。

早生桐は成長するまでの期間は約5年です。5年が経過すると桐製品への加工が可能となりますから商品価値が生じ、高級箪笥などの材料として活用が図れるのです。いまは植えてから3週間の桐ですが地球環境への対応と経済性などの将来性は十分です。植樹がこれらの問題へ対応できるものであることを感じますから、和歌山県の自然の価値を高めるためにも大切に育てたいものです。

写真展
写真展

和歌山市内を拠点に、「攻める写真」を撮影しているのがウエスト写真集団です。写真展を開催している会場は皆さんの作品の熱気で溢れ、多くのお客さんで賑わっていました。写真には個性が現れます。同じ状況に遭遇しても作品の仕上がりは全く違うのです。写真は身近な趣味の世界ですから、和歌山市内を題材にしても良いし、外国旅行の際に見つけた光景を題材にしても良いのです。事実、そんな個性豊な作品が所狭しと展示されていました。

写真は現実を切り取ると同時に、自分の創造的価値を確かめる効果があります。果たして自分の感じていることが世の中で受け入れられるのか、それ試すことができます。評価を恐れていては一歩を踏み出すことはできませんから、作品展に出展することも生き様を示す第一歩になります。そんな気合が感じられる写真展でした。

言葉がなくても、作品が見る人に挑戦することの大切さを訴えてくれています。

議会報告

夕方からは共同火力労組さんで県議会報告を行いました。二期目の今、課題はとても重要で大きなものがあります。今年の夏の節電と原子力発電の是非に端を発したわが国の課題が和歌山県の大きな課題となり、地域的に関係がないと思っていた私達の課題にもなっています。言うまでもなく生活と生命を守ることが行政の活動の原点です。それをなくして行政の活動はありません。

同時に、災害への備えと対応、エネルギー問題のあり方は私達が考えるべきものであり。国家任せでは何も前進しないものです。報告会の後、この二つの問題について話し合いました。

その他
  • 夏休みを利用して、教育関係者の数人が韓国の教育水現場の視察を行っています。それを参考にして和歌山県の学力向上を図りたいと考えて視察の報告会を行っています。韓国では英語は必須科目でできて当たり前なのです。加えて日本語や中国語を学んでいます。言葉は見聞を広め、そして相手国のことを知るツールとなります。世界を舞台に仕事をするためには英語や中国語の習得は必須の時代になっています。韓国ではそれが当たり前、日本ではそれができていない。この差は大きいと感じています。