11月28日(金) 「シャンソン」
【エフエムワカヤマ】
 一昨日、和歌山ハーモニカクラブの第一回演奏会が開催されました。コンサートの模様はエフエムワカヤマが収録してくれていて、12月に放送される予定です。感謝の言葉を届けてくれましたし、放送日を楽しみにしていると話してくれました。地域に根差したエフエム局が存在していることを嬉しく思った瞬間でした。
 今までであれば放送局から中々取り上げてくれなかったコンサートでも、コミュニティエフエムだからこそ取り上げてくれることがあります。全国最後発のコミュニティエフエムが和歌山市に誕生したことを改めて誇りに感じています。

【土地利用】
 土地利用に関して打ち合わせを実施しました。各地で開発計画が中止、または延期されています。しかし中心地などで商業施設や事務所棟になる大きさの適当な土地は少ないのが現状です。そのため有効利用を考えても話は進展していきません。
 土地利用に関して協議しましたが、事業規模に見合った用地を見つけるまでには至りませんでした。

【懇談】
 シャンソンディナーショーまでの時間、年末の風景について話し合いました。今年の年末は厳しくて冷たい風が吹き荒れています。リーマンブラザーズ破たん以降、鉄の価格は大幅に下落している上に、最近では価格がつかなくて取り引きが成立しなくなっている程だそうです。港の倉庫にはスクラップが保管されている倉庫もあるようです。古紙の価格も下落する一方で生計が成り立たないとの意見も伺いました。その上、デジタル機器の低価格化によって、そこに使われている素材の価格も下落しています。多くの職種が厳しい冬を迎えています。経済対策は緊急の課題であることが良く分かります。
 緊急経済対策と言っても、地方において年度内で完結できるものは道路工事や橋梁工事などに限られてきます。道路工事を前倒し発注して景気対策とする地方自治体は多いと思います。それ以外には見当たらないのが現状です。
 金融対策としての中小企業向けのセーフティネット貸付枠拡大でも、審査が厳しくて地方の中小企業に十分な資金は回っていない様子もあります。ですから地方においては公共投資に頼らざるを得ないのです。
 大きな政府ならぬ大きな地方自治体が地方の経済を支えている側面もあります。小さな政府が良いのかどうか、100年に一度と言われている経済危機に直面して判断は難しいところです。
 
【シャンソン】
 和歌山シャンソン協会の橋本佳代先生のディナーショーに参加して来ました。今回のディナーショーは15回目になります。始まった時の気持ちを忘れないで、今回も歌い、そしてこれからも歌いたいと話してくれました。

 橋本先生が15年前に和歌山市でシャンソンを教え始めてくれてから、シャンソンが和歌山市の文化として定着し始めました。15回目になるシャンソンが似合う季節のディナーショーは、シャンソンを愛する人達にとってすっかり年末の風物詩となっています。続けることの難しさを知る人にとって、15年目を迎えたシャンソンディナーショーの凄さが分かっています。
 いつもと変わらない橋本先生のユーモアのあるトークと今の季節のシャンソンの歌声を楽しませていただきました。ありがとうございました。
11月27日(木) 「講演会」
【懇談会】
 朝一番から懇談会を実施しました。前向きに事業計画を立てている経営者でも、地方においての資金繰りは困難な状態です。地元での資金調達は困難なため、先日、東京に赴いたそうです。和歌山県発の事業計画をきちんと説明したところ支援してくれることになったのです。一地方の課題ではなく、どこの地域発であっても全国に好影響を及ぼす事業であれば支援体制を整えてくれる東京の懐の深さに感心しました。
 和歌山県下の経済環境は良くありませんが、今日、懇談した経営者は事業を進めることのできる体制が整い明るさが見受けられました。

【議会前】
 平成20年12月県議会定例会を控えて、皆さんのところをお邪魔して意見交換をさせていただきました。今日の訪問活動は本当に「良かったなぁ」と実感できるものでした。やはり議会活動の基本は皆さんとの意見交換にあると確信しました。お忙しい中、突然の訪問にも関わりませず、応対していただいた皆様方に心から感謝しています。

 Tさん。活動報告書を持参させていただきました。先月10月、Tさんから皆さんに活動内容を伝えたいので議会報告書を持って来て下さいと依頼を受けていたのですが、忙しさを理由に今日まで訪ねていなかったのです。一か月も期間が空いたのですが、訪問を歓迎してくれていることが分かりました。一緒に活動することを楽しみにしてくれていた気持ちも知らないで、本当に申し訳ないことをしたと思っています。是非とも連携を図って地域が元気になる活動を実施することを話し合いました。

 Kさん。ご挨拶にお伺いしたところ驚くべき結末が待っていました。今朝、転倒してお亡くなりになっていたのです。信じられない思いでいっぱいです。いつも訪問した時には、歓迎してくれて政治論議をさせていただいていました。今日もそのつもりで伺ったのですが、全く違った再会になってしまい後悔しています。もう少し頻繁に訪問していたら、最後に一度だけでもお話が出来たのにと思っています。
 ただ今日、訪問しなければお亡くなりになったことを知らないまま過ぎていたかもしれませんから、Kさんは天国から「一度訪ねて来いよ」と導いてくれていたような気がしています。再び、議論を交わすことはありませんが、より良い和歌山市作りのため天国から力を貸して欲しいと願っています。

 Oさん。県の緊急経済対策について説明させていただきました。緊急経済対策として約30億円の補正予算が平成20年12月県議会に提案される予定です。和歌山県が元気になるためには公共事業は必要なので、大歓迎であることを話してくれました。締めるばかりではなく必要な公共投資はすべきです。ケインジアンの考え方を今の時代、復活させるべきだと思っています。

 Tさん。津秦天満宮の宮司さんには大変お忙しい中、応対していただき感謝申し上げます。貴志川線の課題、地元病院のあり方について、そして和歌山市の文化支援についてなどの話し合いを行いました。珍しい牛の石造やニレの木、小梅日記の作者の作品なども拝見いたしました。
 そして有難いことに新年の絵馬もいただきました。来年は丑年ですから、私にとって縁起が良いものだと思っています。宮司さんの話から、来年は飛躍の予感を感じています。
 皆さんの下を訪ねさせていただいき懇談の機会を得られたことに心から感謝しています。ありがとうございました。

【公共施設】
 県が保有している公共施設のあり方について話し合いました。収益性や集客が見込まれない施設、所謂箱モノは廃止して、民間に払い下げることが行財政改革に資することを話し合いました。
 ところが総論賛成なのですが、実務レベルになって行くと簡単に物事は進まないものなのです。私達の前に横たわっている壁の高さを感じますが、そこを突破することでこの先の姿が見え始めます。
 行政財産の見直しは損や得ではなく、地域にとって、ここに暮らし社会活動を行っている私達にとって好ましいことか否かが判断材料となります。

【訪問】
 市内のF先生を訪ねました。先日、大規模な講演会を実施した後でしたから、大変お忙しくされていました。先般の約一時間の講演に際しても、その話すネタを集めるためには、講演をする時間の数倍以上の時間と労力を費やしているのです。それは誰にとっても同じことだと思います。講演会では自分が実践していないことを話しても、聞きに来てくれた人の心に響くことはありません。自らの正義感に基づいた体験や行動を話しすることが、良い講演になるのです。ですから仕事や社会貢献活動の中の出来事の話をすると良いと思います。それは間違いなく一人だけの体験であり、他人が体験していない出来事に違いないからです。仮に朝、新聞で報道されている内容を夜の講演会で話したとしても、又聞きに過ぎませんから感動を呼ぶことはできません。
 自分の考えと体験を話すからこそ講演は素晴らしいのです。F先生と話していて、そんなことを思いました。

【訪問その2】
 お世話になっている市内の美容室を訪ねました。ところがいつもと様子が違いました。それは普段はお客さんで賑わっているのに、今日はお客さんがいなくて美容品の営業の方がいただけだったからです。何度も訪問していますが、お客さんがいないのは初めてのことでした。

 経営者は「今の経済状況は今でと全く違う」と話してくれました。お客さんが減少していても、お客さんが他の店に移っている感覚はないと言います。恐らく、美容室に行く回数を減らしていると思います。バブルの時代もクリアしてきた経験を持ちますが、バブルの後遺症の時代よりも、今の方が経済環境は格段に良くないそうです。「得体の知れないものが存在している」ような感じがあり、社会に閉塞感が漂っているそうです。

 このような状態が発生したのは、今年の9月位からだそうです。丁度、リーマンブラザーズが破綻して世界経済の失速が現実のものになった頃からなのです。何度も書いていますが、和歌山県の経済であっても世界経済と直結していることを思い知らされる結果です。
 私達の行動は世界に直結していることを実感します。

 ところで経営者として今の閉塞感の漂う経済環境の脱出する予感は、「今のところ全くない」そうです。
 数字や調査結果と違って、これが和歌山市内の事業所達の現実だと思います。経済活動や消費活動は現場で行われているものです。直接意見を伺う機会はやはり大切です。それは数字や調査結果を第三者に話しても机上の感覚から脱するものではありませんが、現場の方との意見交換は、話し相手として自分の体験として消化できます。今度は自分の言葉として誰かに伝えることができるから迫力が違うのです。

 霞が関の考え方と地方経済は違うと言われることがあります。地方都市に置き換えると県庁や市役所で思っていることと事業所現場で起きていることは違うのです。管理部門に上がってくる数字から政策を判断しては現実への対応となりません。現場の皆さんの意見を聞いて、そこに対応するような施策構築の必要性を感じました。

【訪問その3】
 市内の某自治会長を訪ねました。もう政府や地方自治体には期待していないと話してくれました。いまや政府に対しての不信感が極まっているようです。長年この国で生きていて、人生の集大成の時期にこのような仕返しをされるとは思ってもいなかったと話してくれました。
 しかしこれらの言葉は笑顔で話してくれたように元気いっぱいです。早寝早起きで健康を維持していますし、日々これ感謝、一日一生を心掛けて仕事をしています。会長のところを何時訪問しても歓迎してくれますし、いつも教えられることが多いので楽しみにしています。

【議会報告会】
 夕方から議会報告会を実施しました。お仕事でお疲れの中、約40人が参加してくれました。ありがとうございます。内容を簡単に掲載します。
 平成20年12月県議会定例会が来週から始まります。今回は経済対策議会とも言えるもので、補正予算30億円の提案が予定されています。年度内予算ですから即効性があり年度内で仕上げられる公共工事は道路工事になります。和歌山県内の経済事情を考えると補正予算によって公共事業を拡大し、資金を地域に回す必要があります。小さな政府からの転換の姿になりますが、現在、公共事業は絶対に必要です。現状を打破しなければ、地域は壊滅状態になってしまい、その後に行財政改革で地方自治体が立ち直ったとしても、民間の力が絶えていたら地域力はなくなるからです。

 先のお金も大切ですし、将来のお金も大切です。その価値を天秤で量り今を乗り切ることがより将来につながると考えたら、今の投資を惜しむべきではありません。
 また今月29日に紀州レンジャーズの監督を発表します。新監督は和歌山市出身の藤田平さんに決定しました。プロ野球で2,000本安打を放ち、阪神タイガースの監督経験もある郷土の誇りです。プロ野球監督経験者に紀州レンジャーズの監督に就任していただくとで、活動に弾みがつくものと考えています。スポーツで和歌山県の盛り上げを図りたいので、地元から盛り上げて欲しいと思います。ありがとうございました。

【松本恵昌さん】

(講演していただいた松本恵昌さんと)
 夕方から勉強会として報恩時の松本恵昌さんに来ていただき「現在を生きる」をテーマに約1時間、話をしていただきました。宝石のような教えが散りばめられていた時間をいただきました。濃い内容でしたから全てを記すことはできませんが、以下、いくつかの点について私の感想を述べることにします。いずれも私見ですから、考え方におかしな点があったとしても全て私の責任です。
・信じる心
 童子は疑いを知らないで信じる心を持っているのに大人になると、疑いの心で物事を見るようになってしまうことがあります。松本さんの子どもが幼い頃、近くにあった養鶏場で鶏の卵をいただいたそうです。ある日養鶏場のおばさんが「温めるとひよこが生まれるよ」と言ったそうです。自宅に戻って直ぐにコタツに入り、それから三日間卵を胸に抱えて温めていたそうです。この事例は、疑いのない素晴らしい行動だと思います。
 大人になってから、人の言うことを信じて本気で行動を起こすことはどれ程あるのでしょうか。大人になって失うものがありますが、「信じる心」もそのひとつかも知れません。
 でも人を信じることで何かが生まれることもあります。私達は信じることで次の行動に移せますが、疑っていると怖くて次の行動を起こすことはできません。不信感は行動につながりませんが、信じることが次の行動につながります。

 見えないものを信じることの大切さを信じられないのであれば、幼い頃の出来事を思い出すと良いのです。そこでは何も疑わないで、一心に遊んでいた自分に出会う筈です。小さい頃の自分が信じて行動していたのですから、信じることをもう一度取り戻すことができる筈です。何故なら、大人になった自分は、あの頃よりも賢くなっているに違いないからです。

・この時間
 松本さんの講演は時間にしてわずか一時間でした。人生の中の一時間ですから一瞬です。しかも初対面の人が大半で、講演会が終わった後に会うことのない人も大半だと思います。
 そう思うとたいした時間ではないと思えます。しかし、人と人とのご縁はそんなものではありません。人生における2008年11月27日の午後6時から7時までの松本さんのお話を聞くことのできる一時間は、たった一度きりのものです。後にも先にもありませんから、とても貴重な一時間なのです。

 そして三世の考え方を持って講演会に挑むと、心構えは違ったものになります。三世とは過去、現在、未来の三つの世界を指し、三つの世界はつながっていて何かの縁で結ばれていると言うものです。この一時間を大切にすることが未来に影響を与えてくれます。時間を大切にするとは、一時間の話の中で何か自分の糧になるものを掴もうとする気持ちを持つことです。今まで自分の中になかった考え方や価値観を持ち得たなら、それはこの一時間を大切にしたことになり、未来の自分の考え方と行動に変化をもたらしてくれます。

 過去も同じです。過去の出来事は変えることはできませんが、自分の考え方が変わることでその出来事の意味は違ったものになります。過去のある時点に不幸な出来事かあったとして、それを後悔して一歩を踏み出せなった人が、不幸な出来事を克服したことに対して自信を持つことで、その出来事があつたから今があると思えるようになります。出来事の意味を変えたら今も、これから先も変わっていくのです。
 この時間は一瞬かも知れませんが、三世と関わっていると思うと真剣味と心構えは違ってきます。

・食べること
 私達は食べることで人としての身体を維持しています。食べるとは人間以外の動植物の生命をいただいていることです。魚やお肉、野菜や果物は全て生きていたもの達です。
 そんな大切な生命の塊である食べ物ですが、その生命を犠牲にしてはいけせん。生命を犠牲にするとは、食べた私達のその後の行いが正しくないことに向かうことを指します。人の道を外れた行いをするようでは、何のために私達のために動植物が生命を差し出してくれたのか分かりません。
 動植物たちは私達が正義の道を歩くことを願って、大切な生命を食として差し出してくれているのです。
 私が明日、社会的正義になるような行動を起こしたら、動植物の生命を供養することになります。もしそうでなければ、動植物の生命は犠牲になってしまうのです。同じ食する行為でも人の行動によって供養と犠牲に分かれます。食の結果を犠牲にしてはならないのです。生命を供養する気持ちで食事の後に行動したいものです。

・反省
 反省とは自分の姿を鏡に映しだすようにして見ることを言います。結果を以ってあれこれ言うことが反省ではありません。現実のものとなった結果は他人責任ではなくて全て自分にあるのです。ですから反省とは自分の姿を見つめ直す行為なのです。
 そして鏡に映した自分に悩むことがあった場合、そこから前に一歩踏み出すことが大切です。反省して一歩踏み出すことが結果から学ぶことになります。

・寸心
 人は大いなる展望と向上心を持つ必要があります。なれないと思うとそこに到達できませんし、なれると思うと少なくとも今よりはその位置に近づくことが出来ます。展望を持つと現状とのかい離に心を悩ませることがあります。展望を持たなければ悩みはありませんから、悩むことは向上心の現れなのです。全ての人は悩みを抱えていると思いますから、それは全ての人が向上心を持っているとも言えます。ただ克服する方法が分からないだけです。
 そんな時は心を少し開いてみると困難を乗り越えられる道が開きます。困難は人に相談することは出来ても、誰も肩代わりしてくれません。自分で乗り越える以外に困難から逃れる方法はないのです。祈りの継続は願いに昇華してくれます。

・神様、仏様
 困った時には神様、仏様とお祈りすることがあります。普段は神仏を信仰していなくても神様、仏様になりますから心とは不思議なものです。ところが困った時の神頼みは通用しないのです。
 困った時に神様、仏様に助けてもらうためには、普段の人としての努力が必要です。試験を受けた時に解答が分からない場合、「神様、仏様」にお願いしても解答は頭に浮かんでこないのです。何故なら、全く勉強していない分野の問題に解答しようとしても、思い出す知識は何もないからです。
 神様、仏様が助けてくれるのは、勉強して覚えたけれども試験の時に忘れてしまっている場合です。記憶していたものが忘れていた場合、「神様、仏様」にお願いすると思いだすことがあるのです。これは努力をして一度は覚えていた知識なので思い出させてくれるのです。

 まず努力して知識を頭に入れておく。そして困った時に忘れている知識を思い出させてくれるようにお願いするのが正しいお願いのやり方です。努力している人の下に神様、仏様は訪れてくれます。

【懇談会】
 夜は飲食団体の懇談会に参加しました。理事長は就任して以来、延べ一週間をかけて新宮や田辺、橋本などの支部を巡回してきたそうです。これも直接の現場を訪問し組織構成員の方と意見交換したことで現場が抱えている問題点の本質が分かったと言います。
 そしてお互いの顔を知らない状態で電話によって情報交換するよりも、一度は顔を合わせておいた方が後の仕事が容易になります。理事長は現場を大切にすることを方針に掲げています。やはり現場第一主義。現場を訪ねることから活動の全てが始まります。
11月26日(水) 「献血」
【献血】
 ライオンズクラブの社会奉仕活動の一環として献血活動を実施しました。場所は和歌山市内のスーパーイズミヤ。会員で献血の呼び込みと献血活動を行い、私も400mlの献血を行いました。献血例会の都度、献血を行っているので三か月に一度は献血を行っていることになります。日本赤十字によると現在血液は大幅に不足していて、民間病院を初め全く足らない状態が続いているそうです。ですから日本赤十字としては献血活動ほど有難いものはなく、ライオンズクラブの活動に感謝の気持ちを述べてくれました。

 イズミヤに来てくれたお客さんは協力的で、たくさんの人が献血に協力してくれました。
 血液の比重が軽くて献血できない人も、「無理なら成分献血などを行いたい」と話してくれるなど、社会に貢献したいと思っている人が多いことに驚きました。
 献血活動は、自分が体験できる最も身近な社会貢献活動のひとつです。血液の提供で社会に貢献できていることを実感できますから、一度体験した人は何度も献血している人が多いようです。
 和歌山ゴールドライオンズクラブでは年間4回の献血例会を実施して、社会に役立っていることを実感しています。これからもより一層の取り組みを行いたいと話し合いました。

【器量】
 ある団体の会長と懇談しました。会を運営していると毎日のように問題が発生するもので、それらへの対応に追われていると言います。対応の仕方は様々ですから一様には行きません。問題を解決するためには度量を大きく持つことが大切です。自分の立場を守ることを前提としたり、自分の主張を押し通そうとする態度では解決は図れません。
 「一升枡には一升の酒しか入らない」と話してくれましたが、自分の器量以上の対応はできないのです。器量の大きな人はどんなも問題にも対応できますが、器量のない人は問題を解決させることは難しいのです。
 相手の意見を聞いて尊重し思いを受け止めるだけの器量があれば、解決困難な問題でも「あの人が相手だったら仕方ない」と思うものです。誰が関わるかによって結果は違って来ます。

【難しさ】
 ある問題を前向きに進めようとすれば、現代社会において一人や二人で解決出来る問題は少ないことから、どうしても複数人の協力を得ることになります。最初はAとXの二人で仕事を初めたとして、AのパートナーBが加わり、その先にいるCも関係し始めることがあります。一方Xも友人Yを連れてきて、その先にいるZも引き込むことがあります。

 このような場合、AとXは信頼関係がありますが、先に行くに連れて信頼関係は薄くなって行きます。AがZを信頼する根拠はAがXを信頼していることにあります。AとZが直接的に信頼関係にあるのではないのです。ここがチームで仕事をしていく上で難しいのです。仕事を進めるためには複数人が関与する場合があり、しかし人数が増えるにつれて信頼感は希薄になって行くのです。信頼は中心核から離れていくほど小さくなり、そしてその円周の先は見通せなくなります。先の見通せない不安と相手を信頼しようとする気持ちの葛藤から抜け出すのは容易ではありません。
 難しいのは石橋を叩くだけなら良いのですが、叩きすぎて石橋を壊してしまい、それを見て渡らなくて良かったと思うのは間違いだということです。石橋を叩たかなかったら、その橋を渡れていたのですから、見える光景辿り着く場所も達がったものになっている筈です。信頼している相手のその先の人も信頼できる器の大きさも時には必要です。

【その他】
信用保証協会の審査について。政府が融資に関してセーフティネット枠を設けていますが、審査を通過させるのはそれほど簡単なものではありません。本当に困っているところにお金が行き渡らないような気もしています。
県立医大に入院していた方が本日退院しました。お見舞いに行ったことに深く感謝してくれました。「私には子どもがいないので自分の子どものように思っています」と嬉しい話をいただきました。こちらこそ嬉しい言葉を頂戴したことに感謝しています。
11月25日(火) 「良い循環」
【懇談】
 平成21年2月、60歳で会社定年を迎える先輩と懇談しました。長く務められたことに心から敬意を表します。長い期間の会社勤めの中には耐え忍ぶことが多々あったようです。
 組織においては個人の意見を取り入れてくれる機会はそれほど多くないので、苦労したこともあったようですが、健康と安全に関しては見事に仕上げてくれています。

 長年の経験から言うと、最近の社会の傾向としてコミュニケーションが希薄になっていると伺いました。情や思いやりよりも成果と実績を重視していることから、同僚や事業所間の関係が表面化していると感じているようです。仕事だけの関係だとそれ以上に発展することは稀です。ところが仕事を契機に個人的な付き合いに発展すると、それ以上に仕事が拡がる可能性の芽がでてきます。それはミーティングであったりコーヒーブレイクであったりしますが、一見、無駄に思える時間が次につながる何かを生み出してくれます。無駄の少ない仕事は、その仕事の成果は挙げられるかも知れませんが、次の仕事につながらない場合があります。それは成果を挙げられても人間関係を構築できていないからです。仕事の過程が楽しいものであることが、次も一緒にやろうという気持ちになります。
 また一人昔を知る人が会社を去ることになりました。

【告別式】
 知人の皆さんの告別式が執り行われました。友人の父親が癌との闘病の末、お亡くなりになりました。最近体調が優れないと聞いていたのですが、これほど急に容態が変化するとは思いませんでした。まだ69歳、これからの時だっただけに残念です。元同僚の皆さんの寂しそうな顔が心に残りました。

 Aさんの訃報は突然でした。元気だったことから何か急変があったと思います。今も信じられない思いがしています。そしてYさんの訃報。Yさんも癌闘病だったのですが、長い闘いの末、今日の時を迎えました。誠に残念です。4件のご不幸事が重なりましたが、皆様方のご冥福を心からお祈りいたします。本当にありがとうございました。

【良い循環】
 行いの良い人とつきあっていると良いことが起きると言われます。しかしそれらの人とつきあおうと思うと、自分の行いを良くすることが第一です。自らの行いを正しくすると楽しいことが周囲で起こり始めます。皆さんからそれらの言葉を聞くことはとても楽しみです。良い循環が次々に起きることが楽しみですし、自分の周囲で良い循環が起きていることを感じられることは、自分の行為が間違っていないことを確認することになります。
 もし不都合な事態ばかりに遭遇すると感じたら、それは社会や接する相手の責任ではなく、自分に非があると思った方が良いのです。周囲の出来事を他人の責任だと思っていると、その不都合な循環から逃げることはできません。しかし自分の心と行動を変えることで良い循環を呼び込むことができますから、もし良いことが起きていないとしたら、今直ぐ行動を正したいと思います。

 「ご案内いただいたシャンソンコンサート、五人で行ってきました。ユーモアたっぷりでとても面白かったです」
 これは麻薬患者を社会復帰させるために、ゴールの見えない息の長い活動をしている方からいただいた言葉です。活動をサポートしてくれている方達と一緒にコンサートに行ってくれたのですが、日常生活の中では味わえない音楽を楽しんでくれました。

 「イベントに行ってきました。皆さんの喜んでいただき笑顔を間近で見たら、やはり私の生きる道はここだと分かりました。人に何かを伝える、言葉の仕事をしたいと強く思いました。言葉の力、声の力、話すことの大切さを全国の皆さんに聞いていただきたいです。子どもから大人まで、これだけ乱れた世の中を立て直すのは言葉の力が絶対に必要です。言葉イコール生き方ですもんね」

 超一流のスポーツ選手や芸術家など特別な人は別として、私達は言葉で相手に思いを伝えることができます。言葉を通じて温かさを感じたり、優しさや強さを感じたりします。
 しかし言葉の力は、その言葉の中に自分の体験が宿っていなければなりません。自分が体験していないこと、例えば自分にボランティア体験がないのに、ボランティアの素晴らしさを伝えても、ボランティアが地域を変えると訴えても、決してその言葉は相手に響きません。

 言葉を相手に伝えるためには、自らの行動体験という裏付けが必要です。行動体験があって初めて言葉に力が宿るのです。自分が困ったり悩んだり苦しんだりした経験。多くの人と接した経験、多くの人の悩みの相談を受けた経験。これらの体験全てが自分の言葉になって現れるのです。
 友人は「言葉の力、イコール生きる力」だと定義づけてくれましたが、生きる力とは自分が歩いてきた人生そのものです。それを伝える手段が言葉なのです。真剣に人生を歩いてきた人の言葉には力が宿っています。

 スポーツ選手や音楽家が、その才能を持って、観ている相手に生き方や感動を伝えるように、私達の言葉も、時には相手に何かを伝えることができます。
 まだまだありますが、周囲に嬉しい出来事が起きていることは、今が間違っていないことだと認識しています。良い循環をこれからも大切にしたい。嬉しい言葉からお互いに生きている意思が伝わってきます。

【懇談会】
 夜は懇談会を実施しました。テーマは和歌山県の将来について、世界遺産の活かし方、仕事で大切なものなどでした。
 仕事は人が行うものですから、機械的に進むものではありません。まして効率性や結果だけを評価するものではありません。人は組んだ相手と、これからも一緒に仕事を行えるか否かを評価します。次につながる仕事とは信頼関係を構築できる仕事を言います。その要素は、最後まで責任を持って仕上げること、パートナーを裏切らないこと、金銭面でのトラブルを起こさないこと、などです。これらを仕上げられる仕事が次につながるのです。
 小さな人物は成果を自分の手柄にしようとする余り、チームよりも個を重視する傾向が強いようです。

 本当に仕事をした人は自分が主張しなくても周囲が分かっています。「私がやりました」と言う人よりも、「仲間に助けられて結果が得られました」と言った方が実は信頼を得られます。そんなセリフを発しても、仲間がやった仕事だからその人は能力が足りなかったなんて思いはしないものです。周囲を立てることで周囲と一緒に自分の評価も上昇するものです。
11月24日(月) 「Tさん」
【Tさん】
 寒さが厳しくなってきました。癌と闘っているTさんの自宅を訪ねました。先週初めに病院を退院して自宅治療を行っていますから様子をうかがって来ました。
 抗がん治療で辛そうに見えました。体調の良い日とすぐれない日があるようで、今日は比較的話が聞ける体調だったようです。病院で治療を継続する道もあるのですが、本人の「自宅に戻りたい」との強い希望で自宅に戻って治療を続けることになったのです。入院先の県立那賀病院では地域医療に力を注いでいるため自宅に戻っても入院と変わらない治療体制と本人とご家族に安心を提供してくれています。24時間、患者さんからの相談に対応する体制を整えてくれているので安心感があります。

 Tさんが自宅に戻って治療を継続することが可能になったのは、本人の意思、食欲があり自宅でも栄養を摂取できること、そして地域医療の観点による病院の支援体制が整っていることからです。
 奥さんは看病を続けていますし、現在は名古屋から長男が帰って来ています。家族が温かく見守ってくれていることは心強いものがあります。
 詳しく繰り返すことはしませんが、Tさんは目の奥に癌細胞が発生し、それと闘っています。頭痛の酷い状態が続くことから精神を集中することが困難で、闘病生活で大切な気力の充実が心配です。ゴールの見えない闘いですから気力を保つことは難しいのですが、それでも病気に負けない気力を持ち続けて欲しいと願わざるを得ません。
 もう一度、大好きな仕事をしたいと思っているTさんですから、その願いは神様が聞き届けてくれることと信じています。
 見えないところで、みんなTさんのことを応援しています。

 Mさんは「最近音信がないのは元気になったからだと思っていました」と強く心配してくれています。Nさんは「自宅にお見舞いに伺いたいと思っています」と遠い地から心配の声を届けてくれました。Yさんは「家族と同じように近いTさんが癌と闘っていることに心が痛みます。近くにいるのに会えないのは辛いです」と無念な気持ちを届けてくれています。
 Tさんを思う全ての人の気持ちは直接Tさん届いていませんが、心の通信手段で温かい気持ちが伝わっていると思います。医療知識のない私達は何も助ける術はありませんが、気持ちで支えているつもりです。大丈夫だと願う強い気持ちは必ず伝わると信じています。

 今日の話でも、Tさんは聴こえていますが反応は少なかったのです。それは抗がん剤の辛さから話をするだけの力がなかったようです。それでも別れ際に握手をした時に「エネルギーをもらったよ」との声を聞くことができました。私は「きっと大丈夫。大丈夫」と同じ言葉を繰り返すだけでしたが、一緒にいる時間が何故か懐かしく、そして嬉しい声でした。
 季節を感じられるように今日、ボジョレーヌーボーを届けました。飲めるかどうか不安でしたが「夜、楽しみに飲みます」と喜んでくれました。「来年も再来年も、その年のボジョレーヌーボーを届けられますように」。この思いが雨模様の天に届いていることを確信しています。

【懇談】
 オバマ民主党のアメリカ経済について意見交換を行いました。経済は実態も大切ですが、気持ちの部分も大切です。弱含みの発言や態度では経済は上向きませんが、リーダーが強い意思を持って経済対策に立ち向かうとすれば事態は好転する可能性があります。経済対策にシフトした人事の動きがありますから、国民も通貨自体も国がどこに向かうか注目して反応することになります。

【その他】
和歌山市を音楽で元気にしたいと願って活動しているOさん。今日も元気に走り回っていました。今年も12月にクリスマス演奏会を実施すると話してくれました。12月14日の日曜日の夜に、今年も素敵な歌声が夜空に響くことになります。
お寺の住職であるMさん。「最近も、元気にしているのかなぁと家内で話していたのですよ」と訪問を喜んでくれました。「和歌山大学に観光学部ができたし、協力して地域を元気にしてもらいたいね。和歌山市には温かくて強いリーダーが必要だね」と期待を寄せてくれました。

【通夜式】
 通夜式に参列いたしました。癌治療のため闘病生活を送っていたのですが、力が尽きたのが残念です。本当に癌は恐ろしい病気です。この病気から開放される時代が来て欲しいと思います。安らかにお眠り下さい。
11月23日(日) 「交渉」
【交渉】
 人の世の不思議があります。同じ物事を進めるのでも、誰が実施主体となるのか、誰が交渉窓口になるのかによって結果は違ってくるのです。そんな事例を目の当たりにしました。ある事業を実施するに当たって発起人の一人Aさんがある会社Bを訪ね協力を求めました。Aさんが会社Bを担当したのは、Aさんが「会社Bを良く知っているから」と事業所内でAさんの発言があったからです。事業所ではAさんの言葉を信用して会社Bとの交渉を任せたのですが、会社Bが取引の断りを入れてきました。結果として交渉は上手くいきませんでした。それには理由があったのです。

 確かにAさんは会社Bを知っていたのですが、会社BはAさんのことを信用していなかったのです。それは以前、会社Bに対してAさんがトラブルを押し付けたことがあったのです。仕掛け人であるAさんはそのことを忘れていたのですが、被害者の会社Bはそのことを忘れていないのです。何事も、被害を受けた人は加害者のことを忘れることはありません。この事業所ではAさんの話を信頼して会社Bとの交渉を任せたのですが、過去の調査をしなかったばかりに交渉に失敗したのです。
 しかも会社Bは有力者であり、ここを押さえておくことが次の段階に進める大切な相手先だったのです。

 誰が担当するのかがその後の展開に関して、如何に大切であるかを知ることができる事例です。メールやインターネットという手段はありますが、重要な案件の仕事や交渉は人と人が会って行うのが基本です。重要な案件が飛び込み営業で成立することはまずありません。飛び込み営業ではキーマンとなるような重要人物に会うことは難しいのは言うまでもありません。
 重要人物に接触するためには、その人と信頼関係のある人に紹介してもらう以外に方法はありません。ですから接触を図りたい相手を誰から紹介してもらうのかがポイントになります。

 優れた新技術、素晴らしい商品は世の中にたくさんあります。しかし世に出ることは少ないのです。それはポイントとなる人物につながらないことや、開発資金と比較して営業や宣伝費用にお金をかけないことが原因です。画期的な技術や素晴らしい商品が完成しても、それだけでは世の中が認めてくれないのです。お客さんに使ってもらって初めて価値のあるものに変化し、開発者に収益が生まれるのです。開発者は自信がありますから、良いものであれば世の中の全ての人がその良さを分かってくれて、購入してくれると思っています。そんな筈はありません。お客さんに届けることは新しい技術開発と同じくらい困難なのです。

 紹介するだけ、つなぐだけの行為を簡単に考える人が多いのですが、それが新しい商品が社会に認められるか認められないかの分岐点になりますから、とても重要なポイントなのです。優れた人脈を持っている人や、営業力とサービス業の力を持っている人は引く手数多です。会社が求めている人材で良く聞くのが「営業ができる人材」または「一流の接客ができる人材」を求める声なのです。ひとつの分野の中で秀でることの強さが分かりますし、同時に、ひとつの分野を極めることの難しさも分かります。

【その他】
中小企業対策としての融資施策に関しての打ち合わせ。
闘病中のTさんと久しぶりに話しました。
就職問題に関して就労支援に携わっている方と話をしました。雇用情勢は改善の見込みが立っていない状況にあるようです。本来、年末に向けて華やかな季節に向かうのですが、今年はやや雰囲気が違うようです。
11月22日(土) 「チャーターナイト」
【朝会】
 朝に会合を行い、金融や経済について議論を交わしました。経営者は月末や年末の支払に向けた資金繰りを行っています。支払が遅延することは信用をなくすことを知っているので、一日でも遅れないように事前対策を行っています。懇談において、どこの会社でも資金繰りには苦慮していることをうかがい知ることができました。増資、担保の確保、借り換えなどの方策を検討していますが、いずれも金融機関の審査が厳しくて上手くいっていない様子があります。如何に金融が重要なのか、改めて知ることになりました。
 
【チャーターナイト】
 岩出市で活動を行っている岩出ライオンズクラブの結成20周年記念式典、所謂チャーターナイトにお招きをいただき出席しました。20年もの間、岩出市を中心とした奉仕活動に励んできたことに心から敬意を表します。素晴らしい快挙です。結成20周年というと結成時期は昭和63年ですから時代の流れを感じます。昭和最後の年に誕生した岩出ライオンズクラブが平成の時代の岩出市を駆け抜けています。

 今年のライオンズクラブ国際協会のテーマは「奉仕で奇跡を」です。様々な困難が立ち塞がる奉仕活動を継続させること自体が奇跡ですから、ライオンズクラブが存在している地域が奇跡のまちだと思います。
 特に感動したのは岩出ライオンズクラブの角会員の快挙です。結成した時からのメンバーで、結成してからの20年間、例会に一度も欠席したことがないのです。本日は皆勤で表彰を受けていましたが、角会員の20年間の皆勤賞はその上を行く奇跡のような活動です。

 チャーターナイトとはライオンズクラブの活動の節目に開く式典で、一般的に5年刻みで開催されます。そんな5年に一度の節目の式典に参加させていただき、一緒にお祝いさせていただくことも奇跡のようなものです。
 和歌山県内各地の経済状況は良いとは言えないため、本業以外に奉仕活動を続けるには厳しい環境になっています。個人がそれぞれの会社が地域社会にお世話になっていると強く思っていないことには、とても活動を継続させることはできません。会員の皆さんは奉仕活動こそが地域社会と世界に必要なものであり、そのことが長期的に会社を発展させることを知っているのです。

 話はそれますが、鍵山秀一郎さんの精神を受け次いでいる経営者の皆さんが、今朝7時から和歌山市内の高校のトイレ掃除に出掛けています。参加費500円を支払って、寒い中トイレ掃除活動を行っています。損得を考えると、子どもが通ってもいない高校のトイレ掃除を行えるものではありません。トイレ掃除から感謝の気持ちや子ども達の笑顔が浮かぶから、それを楽しみに実施しているのです。感謝の気持ちを持った日常生活を過ごしていると、頼まなくてもいずれ自分のところに帰って来るのです。

 ライオンズクラブの活動も同じです。金銭の持ち出しばかりですし、例会や奉仕活動に貴重な時間を割くことになります。利益を求めるのであれば本業だけに力を注ぐと良いのですが、それだけでは学べないものを奉仕活動から受け取ることが出来るのです。
 岩出ライオンズクラブの活動は30年、40年とこれからも続いて行きますが、現会員から奉仕の精神を受け継ぐ後輩会員が増えて欲しいと思っています。岩出市は町から昇格して3年が経過しています。市に相応しいライオンズクラブの精神を持ち、活動を継続させています。結成20年、誠におめでとうございます。

【懇談】
 健康と疾病予防に関して懇談しました。健康を保っていると病気を防ぐことにつながりますし、病気にならないように疾病予防に心掛けておくことが大切です。最近の生命保険はメタボリック症候群であれば加入できないなど、成人病の怖さが認識され始めています。
 メタボ予防や疾病予防のための取り組みを始めている人がいます。地域から病気で悩んでいる人を少なくなれば、健康で明るい地域になりそうです。
11月21日(金) 「写真展」
【写真展】
 カメラの西本ギャラリーで写真同好会による写真展が開催されています。有難いことにご案内をいただいていたことから会場を訪問しました。毎月一回撮影会を行っているように熱心な活動を行っている同会ですから、作品も素敵なものでした。作品を見ると色彩と構図から撮影者の感性が溢れていることが分かる程でした。今日は作者の皆さんが自分の作品の案内してくれました。

 写真は絶好のタイミングと、そのタイミングを逃さない感性の為せる業だと実感しました。時間の一瞬を切り取るのが写真です。二度と訪れない瞬間を自分の感性を持って鋭く切り取ったのが写真作品です。全く同じ作品はあり得ないように、同じ撮影会であっても全ての作品はそれぞれ違った訴えをしてくれています。見る人の感性によって解釈が違うように、一瞬の芸術である写真は受け取り方が違います。そこが楽しいのだと思います。
 展示された作品に関して自分の意見を述べられますし、正解はありませんから自由な解釈ができるのです。そこから会話が拡がり、作者も気付かないような意味合いを持たせてくれることがあります。評価する人によって作品の価値が変わることから奥行きが深い趣味が写真なのです。
 本日ご案内していただきました皆様に感謝申し上げます。

【懇談】
 引き続いて歩いて某企業をお邪魔しました。丁度社長が打ち合わせをしていて、その仲間に加えていただきました。それによると昨今の経済情勢の悪化から、総売り上げは低下しているようです。今まで通りの仕事をしていても仕事の受注は減少し、しかも受注を受けるためには価格を下げる必要があり利益も減少しているようです。
「会社を興して今までの中で一番厳しい時代を迎えています」と話してくれた様に、今日を乗り切ること、年末を乗り切ることが大事な状態です。
 年末にかけて東証一部上場企業のいくつかは倒産すると聞いていますが、年内を乗り切ることが企業の命題です。従来あった事業の大きな柱だけではなくて、今の時代が求めている事業の柱が必要です。そしてやがて従来の仕事よりも、今取り組み始めている仕事のウエイトが大きく育つような経営をしたいと話してくれました。
 和歌山県内の経済情勢を見ると簡単には上昇しないと言わざるを得ない状態です。

【エフエムわかやま】
 平成20年4月に開局したエフエムわかやま。早いもので半年が経過しています。全国の県庁所在地の市として最後発となったコミュニティエフエムですが、和歌山市のリスナーに認知され始めています。運転中にはバナナエフエムを聞いているという人も増えているように、今では地域にとってなくてはならない存在になっています。
 バナナスタジオを訪れた今日、生放送と収録をしている場面に遭遇しました。活き活きとした生放送と、じっくりと味わえる収録番組。地域の元気は各自の取り組みの積み重ねが支えていると感じました。

【SL祭り】
 明日、岩出市で懐かしの蒸気機関車の展示会があります。岩出市の職員さんが、明日のイベントの準備を行っていました。このイベントは鉄道を守り地域活性化のお役に立つための活動ですが、役割を与えられないと能動的な活動になって行きません。民間からの盛り上がりを見せるような活動を展開したいものです。

【懇談会】
 夜は懇談会の機会を設けました。県内の経済情勢と県庁の役割について話し合いました。経済の立て直しを図るための処方箋はありませんが、地域経済活性化のために、まず公共投資で需要を喚起し持続させるしくみを確立させたいところです。
 充実した時間はあっと言う間に経過していきました。
11月20日(木) 「食育勉強会」
【議会運営委員会】
 平成20年12月県議会定例会を控えて議会運営委員会が開催されました。提案される議案や補正予算案の説明を受けました。議会は12月1日に開会し同月17日が閉会です。
 補正予算案は国の「安心実現のための緊急総合対策」に関する補正があり、その額は約30億円となっています。国の補正予算を受けて実施する事業は、健康危機管理対策として約5,567万円。乾燥紀州材原油高騰対策施設設備費用として約1,910万円。緊急輸送道路との整備や橋りょうの耐震補強工事などを前倒しするなどの公共事業の追加費用として、約29億円。施設園芸省エネ栽培支援費用として約1,479万円となっています。
 公共事業によって地域経済を立ち直すことは最優先課題だと考えています。今回の12月定例会で補正予算を承認して、緊急経済対策に資することが大切だと認識しています。

【打ち合わせ】
 新年のつどいの日程調整などを行いました。出演していただく予定の先生のスタジオをお邪魔して進め方について協議しました。華やかな信念には華やかな舞台が似合いますから、参加してくれる皆さんが華やぐ演出を考えています。

【食育勉強会】
 食育に関する勉強会に参加しました。市内の婦人会が勉強会としてシリーズで実施しているもので今回が最終回になります。講師として和歌山市の中華料理店「詩仙」のオーナーシェフの堀内令司さんをお迎えして「薬膳料理と食育」と題して話を伺いました。

 食に関して知らないことが多く、食育や健康を考える上で参考になるものでした。

(食育研修会を実施。講師の堀内さんと
婦人会の津田会長と)
 身体の弱いところを治すためには、同じ部位の食材で補うのが良いのです。例えば肝臓が弱っていると思うと、食材として肝臓の部分を料理して食べたら良いのです。目が疲れていると思えば目の部分を食べる、胃が悪ければ胃を食材とすると効果があると言われています。
 これを似脳補脳(にのうほのう)といいます。
 同じように部位や形状が良く似ているものを食すると身体に良いと言われています。例えば、心臓が弱っていると感じたら、くるみを食すると効果があるといったように人の臓器と形が似ている食材は、その部位の機能を改善することに効果を発揮すると言われています。これを似類補類(にるいほるい)と言います。

 もうひとつ、イメージによって効果を及ぼす食材があります。例えばフカヒレスープです。フカは生命力がありますから、これを食したら人も元気になるのではないかと昔の人は想像してヒレを食べてみようと思ったかも知れません。そうすると身体が元気になったことから、フカヒレスープが生まれたのです。現在ではフカヒレには豊富なコラーゲンが含まれていることから健康に良いとされていますが、昔はコラーゲンという言葉がなかったのですから、昔の人の知恵とイメージ力は素晴らしいものがあります。
 内蔵が弱っていると感じたら、その部分やその内臓に似ている食材などを食したら元気になると思われます。但し、単発では効果が少ないものですから一定期間継続する粘り強さが必要です。

 スポーツ選手が肉の赤身を食べることは筋肉を増強するために効果があり、鳥の皮を食べるとコラーゲンが含まれていますから肌がつるつるになります。良くしたい、或いは美しくしたい部分の食材を食することで効果が得られるのです。
 野菜について。生野菜はビタミンの20%が流出してしまいますが、温野菜では80%を吸収することができますから、ビタミンを摂取するためには温野菜が適しているようです。但し、温野菜で注意すべきは、温めている最中にビタミンが水中に流れ出てしまうことです。そのため野菜は熱い湯にさっと浸けるだけで食べることが最も効果的です。

 そして大切なこととして、食べ物で注意しておきたいことは中庸を保つことです。最近の若い人を中心に体温が低い人が多くなっています。体温が低くなると病気に掛かりやすくなると言われています。体温低下や冷え症は病気のもとですから、体温を上げるような食べ物を摂取することが健康に資することになます。但し行き過ぎは駄目ですから体温を冷やす食べ物も接取が必要で、このバランスを取ることが中庸なのです。温冷の両方の食材を組み合わせた食生活を心掛けたいものです。組み合わせを考えると混乱しますが、中庸の食事となる一番良い方法は、伝統的な組み合わせの通りの食事を摂ることです。

 さしみとわさび、焼きナスと生姜などの組み合わせは健康に適しているのです。茄子は身体を冷やす食材のため単独で食べると体温を低下させる作用があります。そこで生姜を付けて身体を温めるように補完しているのです。わさびや生姜は毒消しの作用がありますから単にメインの食べ物の飾りではなく、足らないところを補完する意味がある組み合わせなのです。
 つまり伝統的料理には味付けだけではなく健康を保つための要素が組み込まれているのです。昔の人の知恵の素晴らしさが分かります。ですから伝統的料理を極めることが現代人を健康にするために適した料理方法かも知れません。

 参考までに食材の中で、身体を温める効果があるものと身体を冷やす効果があるものを列挙します。

身体を温める食材。
牛肉、羊肉、鶏肉、鯛、いか、海老、セリ、菜の花、南瓜、セロリ、山椒、シソ、黒豆、栗、みかん、パイナップル、コーヒー、砂糖、酢、胡椒などです。

身体を冷やす食材。
豚肉、スッポン、鱧、蟹、瓜類、柿、ほうれん草、茄子、ハトムギ、夏ミカン、柚子、メロン、バナナ、豆乳、豆腐、小麦などです。

 身体を冷やすと病気に掛かりやすくなりますから極力身体は温める方が良く、両方を組み合わせて身体に良い食生活を心掛けたいものです。

(糖尿病に効果があったと話のあった八宝菜)
 病気と食生活に関する事例を挙げてくれました。糖尿病の人が病気を治すためには毎食野菜を食べるように医者から言われたそうです。そこでその糖尿病患者が詩仙にやってきて朝昼晩の三食とも八宝菜を食べ続けたそうです。食べ続けて一ヶ月半後、糖尿病が治ったそうです。その人から「お陰さまで糖尿病が治りました」と感謝されたそうですから、食材の威力は凄いものがあります。

 考えてみると身体の細胞を構成しているのは食べ物によって左右されます。細胞を構成する栄養素は食事で摂取する以外にありませんから、食べ物によって健康状態は違ってくるのです。毎日三食インスタント食品を食べ続けると、身体に良くないと言われています。偏った食生活として肉ばかり毎日食べ続けると体調を崩す恐れがあるそうです。
 お肉と野菜、温と冷などを組み合わせた中庸の食生活で健康的な生活を過ごしたいものです。食とは「人を良く」するものなのです。

【その他の活動】
緊急経済対策に関しての意見交換。中小規模の会社では運転資金の確保が難しく投資どころではない状況だそうです。資金繰りに関する相談が毎日のようにやってきますから、深刻な事態であることと受け止めています。
平成20年12月県議会定例会の議案の説明を関係者に行いました。皆さんは補正予算による経済対策に関心があることが分かります。
水利用に関すること。農業政策に関すること。土地利用に関すること。ライオンズクラブ新会員に関すること。理学療法に関すること。紀州レンジャーズの新体制と日程調整に関すること。以上の活動を実施しました。
11月19日(水) 「和歌山大学」
【和歌山大学】
 和歌山大学を訪問しました。国立大学で初めて観光学部を設立した和歌山大学は全国的に注目されています。月刊誌や経済誌などでも取り上げられているように、地元での期待は大きなものがあります。

 初年度の入学生は来年には三年生になりますから、早いもので就職活動が始まります。一期生がどこに就職するのかが観光学部の将来を左右します。観光学部では将来の人材となる学生を集めていますが、無事テイクオフしたこの先が大切です。観光学部の新校舎は紀州材を活用したものになりそうです。平成21年春に着工し、平成22年春から供用開始する計画になっています。ですから初年度に観光学部に入学した生徒が新校舎に入れることになります。

 ところで和歌山市中心市街地に予定していた観光学部の新校舎ですが、既に撤退を発表しています。和歌山大学のある栄谷に建設する予定ですから、もう中心市街地に進出することはありません。和歌山市中心市街地活性化基本化計画の核事業になっていた事業ですから残念なことです。しかし起きた結果には必ずそうなった原因があります。和歌山大学観光学部の中心市街地からの撤退にも勿論原因があります。今は詳しく記すことはしませんが、地域として全力を挙げなければ、このような大きな事業が成功することはありません。

 以前も書きましたが、国立大学に観光学部ができたとこは奇跡に近い出来事なのです。和歌山大学の熱意と文部科学省との粘り強い交渉の末、設立を勝ち取ったものです。観光学部設置は和歌山大学だけの財産ではなく地域としての財産なのです。大学が誕生させた観光学部を地域として大切に育てていく責務があります。地元の和歌山市はその責任を担っています。中心市街地活性化基本計画を策定し認可を得ている地方自治体として、この計画通りに計画を進展させることが国との約束です。もし計画の不履行になると誰が責任を取るのでしょうか。現時点では見えてきません。

 本来、大学は学問の府ですから、先生は研究と人材育成を行っていれば良いのですが、地域と密着した大学を目指していることから、中心市街地に進出してくれる意向を示してくれていたのです。本来大学の役割ではありませんが、観光学部を携えて中市街地の活性化を目指していたのですから、地方自治体としてそれを支援することも役割だと思います。
 口先だけで「支援する」というのは誰にでも言えることです。実効性のある施策を講じてくれることや、話し合い、情報交換などの意思疎通を図りことも大切です。それらが成されないまま時間が経過し、中心市街地から観光学部が撤退することになったのは一市民として残念なことです。

 全国から注目されている観光学部と中心市街地との関係が破綻したことで、中心市街地活性化基本計画の練り直しが必要となって来ました。国からの理由説明も受けているようですが、計画が頓挫した真の理由を知っている人は少ないと思います。やがて闇の中に消えていくことになると思いますが、まちづくりの責任者は、本当にまちの将来の姿を描いて真剣に取り組みをして欲しいものです。その時々の意見達に流されるようでは、まちづくりに携わっている人が責任を果たしているとは言えません。
 大きな挫折を味わっていますが、この関を感じている人はいるのでしょうか疑問です。もし、いないのではあれば、これからも同じ挫折を繰り返すことは必至です。歯止めをかけるためにも真剣に和歌山市の将来について話し合いました。
 山も谷も襲ってくると思いますが、一筋の希望が見えています。

【イベント】
 和歌山市で実施されているイベントについて話し合いを行いました。イベントにお金をつぎ込んでいるけれど効果があるのかどうか不明だとの提言です。経済効果の公表はありませんし、近くや知人でそれらのイベントに参加した人は全くいないと説明してくれました。経済効果や市民参加のないイベントであれば実施する意味はありませんから、再検討が必要です。飲食店や宿泊施設、そして公共交通機関の利用客が増え、経済効果がないとイベントの価値は少ないのです。賑わいを創出しようとする姿勢は良いのですが、人を集められる内容に仕上げることが大切です。
 例えばNHK大河ドラマ篤姫に登場した徳川家茂将軍は紀州藩出身だそうです。紀州藩出身の徳川幕府の将軍は吉宗公と家茂公だけだと聞きましたから、城フェスタで取り上げても良かったのではないでしょうか、と意見をいただきました。

【同級生】
 昼食は小・中学校の同級生が経営している海星楼に行きました。ご夫婦で経営している温かいお店です。お客さんでいっぱいでしたから、一言二言話せただけでしたが、会話と食事から気持ちが伝わって来ました。普段、中々会う機会がないのですが、元気に活躍している姿に接すると、自然に微笑みが零れてきます。
 いつまでも笑顔が絶えないお店が流行り続ける和歌山市でありたいと願っています。

【植樹】
 北風が吹く本当に寒い一日でした。和歌山市内のむつみ保育園を訪れてつつじ30本の植樹を行ってきました。園児もお手伝いをしてくれて一緒に作業を行いました。穴掘りと肥料やり、そして値切りと植栽、水やりまでの作業を実施したのですが、園児達は経験がないので楽しみながら手伝ってくれました。

 来年5月頃にはつつじの花が咲くと思います。みんなの願いが詰まったつつじですから、大きな夢の花を咲かせてくれることになります。

(むつみ保育園の皆さんと
植樹をしました)
【資金融資】
 中堅企業の運転資金の融資に関しての協議を行いました。厳しい経済情勢の中、運転資金に苦慮している地方の会社は数多くあります。国や地方自治体では緊急経済対策を講じていますが、苦しいところが資金調達を行うのは容易ではありません。書類審査と面接など高いハードルがそこあります。
 例え業績が良くても、担保価値を有する不動産や資産がないと貸付してくれるところはありません。ある中堅企業は業績不振の子会社を清算しました。その結果、経常利益が減少しましたが、この後業績は伸びると予想出来ます。しかし業績が悪化し株価は低迷しているため、金融機関からの資金調達は難しい状況です。多くの特許や優良な取引先を有しているのですが、それだけでは融資は受けられません。運転資金の調達が大きな課題として企業の間に横たわっています。

【屋外広告物】
 和歌山市には屋外広告物条例があります。まちの景観を保つために看板や広告塔の設置に関して大きさや高さ制限を設けているものです。制限は建築物に隣接しているのか、空き地に設置するのかなどによって規制のあり方は違っています。規制を違反している屋外広告物が多いように感じます。条例に違反している看板などの数量を把握はしていませんが、余りに行き過ぎたものは問題だと思います。しかし既に設置している看板で少し条例の範囲を超えているものなどアドバンテージ的なものに関しては、早急の撤去は混乱を招くことになります。恐らく条例違反の看板を全て調査すると相当数に及び、撤去費用の負担や屋外広告物を扱っている事業者の業績悪化につながります。緩やかな取り扱いも必要かも知れないと感じています。
 協議に応じてくれた関係者の皆さんに感謝しています。

【懇親会】
 夜は懇親会に出席しました。お招きを受け参加したものですが、交友を温めることが出来ました。挨拶では経済情勢の厳しさと中小企業向けのセーフティネットなどの融資制度を設けていることと、必要な場合は活用してくれるようにお話をしました。
11月18日(火) 「水利用」
【雇用問題】
 和歌山市内のハローワークの中は求人を探す人いっぱいです。前の駐車場も溢れている状況です。事情をよく知った人よると夏場の7月から8月頃は、そうでもなかったようですが、リーマンブラザーズが破綻して以降、急激に職を求める人が増加しているようです。雇用問題に関して協議を行いましたが、雇用を求める人に対して雇用を考えている企業や事業所は少なくて、需給のバランスが崩れています。

 中でも40歳を超える男性の就職は困難化していて、仮に見つかったとして月収15万円程度から始めなければなりませんから、家庭を持っている人にとっては厳しい状となっています。何とか打開策を見出したいところですが、一旦離職すると同じ条件の職場を探すのは困難なのが現実です。一時期、転職する方が給料も条件も良くなる場合も見受けられましたが、今は前職場と同程度の給料を確保することは難しいのです。

 仕事を見つけるためには必死で職場を探すこと、人脈のある人にお願いすること、信用できる派遣サービスに登録しておくことなどが考えられますが、その大前提は本人に熱意があることです。人を頼ってばかりでは希望する職に辿り着けないのです。熱意とやる気、そして素直さと幸運が全てそろった時に光が見えてきそうです。

 上手くいった事例としては、兎に角、三ヶ月は頑張って慣れない仕事を熱心に取り組んでいたところ、上司に認められて社内からの資格取得の支援や給料アップなどにつながった人がいること。やる気を見せてどんな仕事でも引き受けて会社から信用され、数か月で月給25万円以上に昇給した人などがいます。逆に上手くいかなかった事例は山ほどありますが、全て本人のやる気に関係しています。
 見ている人は必ず見ていますから、熱意を持って仕事に従事することです。

【NPOと企業】
 和歌山市にある花王和歌山工場の従業員さんが資金を出し合って地域でボランティアやNPO活動に取り組んでいる団体を資金面で支援する制度があります。わかやまNPOセンターが花王と組んで募集しているものです。企業がNPOと組んで支援体制を敷いている先進的な事例が和歌山県にあります。
 この支援体制を知った人から問い合わせがあります。10年以上前から福祉施設への慰問活動を行っている人に応募用紙を持って行ったところ、早速応募すると話していました。地域で地道にボランティア活動を行っている人にとって企業からの支援は、感謝してもしきれないものです。
 和歌山県にこのような取り組みが生まれ、その支援活動に応募できるだけで感謝しているボランティア人がいることを誇りに思います。誰も知らないところでひっそりとボランティア活動をしている人にスポットが当たることを祈っています。

【懇談】
 心筋梗塞で倒れて手術したHさん。既に退院して再び以前と同じように日常生活を過ごしています。ただ煙草を止めていますし、無理をしないように心掛けているのが変化していることです。その分、子どもが仕事に精を出していて、家族の絆が深まっているように感じしています。昼間、時間をとって話し合いました。聞くと心筋梗塞は突然襲って来たものではなくて、心臓付近が痛くなったり体調がすぐれなかったりと前兆があったようです。
 それでも仕事を優先する余り診断を受けていなかったため、突然倒れることになったのです。健康があって生を楽しめますから、今では健康を最優先の日常生活に切り替えています。無理をしないように挨拶をして昼の時間は過ぎて行きました。

【水利用】
 全国水利用設備環境衛生協会の大熊会長が東京から和歌山市にやってきてくれました。首都圏を中心に大変お忙しい中、お越しいただき懇談の時間を作ってくれました。
 同団体は平成19年10月に厚生労働省から公益法人として認可された社団法人で、水を利用する設備機器の衛生思想の普及と衛生管理を図っています。発足後十分な時間が経過していないことから、首都圏と比較して和歌山県での認知度は高くないことから和歌山県庁を訪問して協会の活動について説明いたしました。

 最悪の場合、死亡に至ることのあるレジオネラ菌の発生件数は年々増加の一途を辿っています。マンションの飲料水からレジオネラ菌が見つかった事例も報道されているように、水利用に関する安全対策の必要性は高まっています。
 しかし国内におけるレジオネラ菌の発見は比較的最近であることや見えないことから、人は十分な注意を払っていません。全国水利用設備環境衛生協会の思想に基づいて和歌山県内では熱心な人達が普及活動に取り組んでいますが、思うほど成果が挙げられていないのが現状です。良いことの普及活動をしているのに人々から認知されないことへの焦りも感じ始めているようです。

 世の中、良いことが全て正しいことだと認識されるものではありませんから、広報、普及活動は難しいのです。次の世代が水利用に関して憂いなく安心して利用できるためのしくみを構築しようとしていますが、和歌山県内でのレジオネラ菌被害の発生事例がないため、全体的に危機感は薄いのです。ただ発生してからでは遅いので、発生する前からの予防対策が必要なのですが、残念ながら危機に接しないと私達は動くことをしない特性をもっています。
 東京から全国水利用設備環境衛生協会員の皆さんに来ていただき県や保健所に対して普及のための説明を行いました。打つべき手段を講じて危機に備えたいものです。

【紀州レンジャーズ】
 紀州レンジャーズの新体制が整いました。新体制における選手は20名。平成21年の開幕を控え高まり感があります。選手全員が寮に入って共同生活を送ることになりますから、その寮契約の話や今後の準備事項について紀州レンジャーズ社長と監督とで話し合いました。
 紀州レンジャーズには、和歌山大学の太田選手がドラフトで指名されています。地元県立桐蔭高校出身で地元大学からのドラフト指名ですから、地域代表として頑張って欲しいと願っています。紀州レンジャーズはリーグ制覇と地域に密着した地域活性化を目的としていますから、両方の目標達成のため活動をスタートさせようとしています。そのためには地域の皆さんの熱い応援が不可欠です。紀州レンジャーズへの皆さんの応援をお願いいたします。

【その他】
 本日は、早朝から夜まで、電話に出ることもメールに返事を返す時間もありませんでした。最終的にまとめてお返事をさせていただきましたが、本日、連絡をいただいた皆様に大変連絡が遅れましたことをお詫び申し上げます。

闘病生活を送っているTさん。本日入院していた病院から自宅に戻り、自宅療養に切り替えます。辛いと思いますが、絶対に病気に打ち勝って下さい。どんなことがあっても気持を切らさないようにして下さい。それが切なる願いです。

18年前の古い新聞記事の検索。何とか見つけることが出来ました。保管しているところがなくて見つからないと思っていただけに、見つかったことに感謝しています。依頼者の安心した様子が印象的でした。

和歌山市雑賀崎工業団地への工場移転の話がでてきました。実現性に関してはこれからですが、協議を続けることにしています。

ライオンズ新会員に関しての打ち合わせ。入会するに当たっては奉仕活動をやり遂げる心意気を持つ必要があり、真剣に考えれば考えるほど慎重になってしまいます。覚悟を決めた一人が平成21年1月から入会してくれることになりました。入会を仲間として心から歓迎しています。個人でできない事でも、会として実現できることがあります。世界最大の奉仕団体ですからその規模のエネルギーを利用したいと思っています。

新規事業に関しての支援についての話し合い。この件にいては前に向いて進みそうになってきました。これから裾野が拡がりますから今後の展開が楽しみです。

ノーベル平和賞を受賞したクリントン元大統領時代のゴア元副大統領が日本に来ています。慶応大学日吉キャンパスでの講演に際して最前列の席を用意してくれていたのですが、今日の日程が余りにも詰まっていたため出席が叶いませんでした。環境問題で時代をリードしているゴア元副大統領に会いたかったのですが、今回の来日ではご縁がなかったことを残念に思っています。今日の2時間の講演会は無事終了したと報告をいただきました。今後、何かのご縁を持てる含みの言葉をいただいたことに感謝しています。

和歌山市内の街中の看板設置に関しての相談がありました。違法物である指摘を受けているようですが、和歌山市の屋外広告物条例に照らすと、既に設置されている多くの広告物は基準に適合していないようです。一体誰が責任を持って管理しているのか、そして違法広告物の撤去を求める場合と求めない場合の判断基準が分かりませんでした。確認していきたいと考えています。

和歌山県NPOサポートセンターの仕事内容について協議。県直轄で運営している時よりも指定管理者制度導入以降の方が運営面でも人を呼び込む工夫においても充実した活動になっていると評価している第三者がいます。懇談の時間を持ちましたが、県が行ったこれらの施設廃止の発表は唐突で、県民の皆さんの理解を得られないばかりか不信感を招いていると感想を伺いました。関係者を交えて議論した上で方針を公開し、パブリックコメントを求める方法もあったと思います。時期的にも議論の方法の観点からも、結論の導き方が難しい局面に入っています。
和歌山県NPOサポートセンターの廃止案に関しては100件以上の意見が和歌山県に寄せられていますが、廃止することに賛成するは1件で、残りの意見は存続させるべきだというものです。
11月17日(月) 「紀州レンジャーズ」
【依頼】
 和歌山市内の経済環境の悪化は周知の事実です。年末を控え心配する意見が数多く寄せられています。建設業や製造業の業績悪化に伴いサービス業も同じような状況を控えています。サービス業は都市型構造を支える主力産業になっていますが、裏を返せば必需品を扱っている訳ではありません。そのため支出を減らすために縮減し易いところになっています。同じサービスの提供を受けるのであれば、より安価なところに依頼する場合が増えているように感じます。

 そこで日頃からお世話になっているサービス業の方と一緒に需要開拓のための依頼に行ってきました。今までであれば料金よりもサービスレベルを評価してくれていた会社でも、今では会社経費の削減によってサービスよりも費用軽減を重視するようになっています。長期契約で割引があるのであればその適用を求める会社もあり、サービス業のあり方も考え直す時期になっているような気がしました。地方都市においては、良いサービスを提供してもそれに見合った収入を得られなくなっているような感じがしています。サービスが付加価値を呼び込んでいる空気でしたが、経費を落とすことが可能であればサービスレベルは問わなくなっているようです。
 会社におけるコスト意識は、サービス業経営者が思うよりも相当厳しくなっています。年末はまだ現在の延長線上でいられますが、新年からは締め付けが一段と厳しくなりそうな気がしています。

【紀州レンジャーズ】
 関西独立リーグのドラフト会議も無事終わり、紀州レンジャーズも新しい陣容で関西リーグに備えることになりました。選手を大幅に入れ替えて平成21年4月開幕の関西独立リーグを目指しています。そこで市内の有力企業に現状説明を行って来ました。和歌山県、特に和歌山市には元気が必要ですから、スポーツを通じた地域振興は有効な手段だと考えています。企業にとっても自前で広報戦略を練るよりも、既存の関西独立リーグまたは県民球団である紀州レンジャーズと一体となった広報活動や営業活動を行った方が経費削減につながり、パブリシティ効果があると思っています。

 紀州レンジャーズの選手が企業名を付けたユニホームや帽子を着用することで、企業の広告効果と好印象の付与が見込まれます。和歌山県内の企業は経費削減の方向性が顕著です。しかし削減だけでは域内経済は更に縮小すますから消費を喚起できません。広報費の投資を行うと、当面の収益は下がるとしても中長期的視点では地域の盛り上げを図る方が全体のパイは増加すると思います。

 折角、誕生させた県民球団の紀州レンジャーズですから地域全体として盛り上げて欲しいと願っています。何の行動も起こさなければ、和歌山県が関西での取り組みの間に入れてもらえる枠は多くありません。全国から注目を集めている関西独立リーグへの参画が決定している和歌山県の紀州レンジャーズですから失敗は許されません。やるからには地域として取り組みたい課題です。

【NPOセンター】
 紛らわしいのですが、和歌山市美園町にNPOセンターがあります。和歌山県の施設であるNPOサポートセンターとは違った組織です。ここでの活動も将来のNPO活動を見据えた新展開を見せています。企業と協働したNPO支援活動です。例えば花王が取り組んでいるNPO法人やボランティアへの支援活動の窓口をNPOセンターが依頼を受け、広報と取りまとめを行っています。どの企業でも、どの地域でどんなNPO活動が実施されているのか把握している訳ではありません。

 まして企業の社会的責任の一端としてNPO活動を支援したいと思っても、広報手段や接点がありませんから、実質、何も行動を起こせない訳です。ところが地域に存在するNPO中間支援団体であるNPOセンターは、NPO活動家と企業を結び付ける役割を果たして入れています。花王がNPO活動の支援を行うに際して、その窓口をNPOセンターに依頼した理由はNPO活動をした経験のある人であれば良く分かります。
 美園町のNPOセンターを訪問し意見交換をする中で新しい取り組みを認識することができました。行政機関が思っている以上に新しい展開がなされています。

【まちの元気】
 まちを元気にするための方策について数人の皆さんと意見交換を行いました。ある計画を実行しようとすれば、反対する人達は登場します。どんな事業であっても反対派は声を上げるのです。地域が一つにまとまることは極めて稀で、賛成対反対に意見が分かれた場合、話し合いを実施した後、より地域が発展する方向を見いだせれば、賛成や反対の意見を乗り越えてまとめあげなければなりません。
 まちの元気は反対するための反対派に負けることなく、反対派の意見も統合してでも計画を構築し直すくらいの度量が必要です。

【福祉施策】
 夜には老人福祉施設設立に関しての打ち合わせ。新規に特別養護老人ホームを設立することは難しくなっていますから、社会福祉法人ではなく民間事業者による有料老人ホームの有効性も考えられています。現在は初期コストをどれだけ抑えられるかが投資の基準であり、採算性を無視した計画は成り立たなくなっています。
 そして初期コストの危険回避または費用負担の問題が、事業者にとって重要な問題となっています。初期コストを抑えて持続性のある事業計画を検討し実行する方向に向かっています。

【懇談会】
 さらに夜、ライオンズクラブに関する懇談会を実施ました。社会奉仕活動に関心のある経営者の方々と意見交換する機会を持ちました。人は社会的役割を負うことで社会の一員として認められたという満足感を得ることがあります。人のお役に立っていると感じる気持ちが次のやる気につながります。ライオンズクラブは世界最大の奉仕団体で、その規模をもって地域社会にも貢献しているところです。

 新しい会員をお迎えするに当たってライオンズクラブの説明をしたところ、初心に立ち返ることができました。設立したばかりだと思っていたのですが、もう次の世代の会員が入会するようになってきました。経済環境が厳しい中において社会奉仕活動に参画してくれる意欲のある皆さんに感謝しています。
 参加しないよりも参加した方が人生において遥かにお得になることを約束して、新たな気持ちで社会貢献活動に取り組みたいと感じました。
11月16日(日) 「教育問題」
【理学療法士養成校】
 平成20年4月、和歌山県として初めて、そして全国で最後となった理学療法士養成校が誕生しています。この学校は全国で最後発の養成校です。高齢化社会に突入している和歌山県にとって理学療法士の養成は緊急の課題で、県自前で養成することは大きな意味があるものです。理学療法士の人材を輸入しているようでは高齢化社会に対応出来ません。何故なら、どの府県でも高齢化社会に向かっていることから人材不足が確実に見通せるからです。

 この学校は「和歌山国際厚生学院」で、和歌山県知事認可校であり、厚生労働大臣指定校となっている4年生の学校となっています。場所は和歌山市北野で、JR阪和線紀伊駅から徒歩約7分の所にあります。
 国や県の支援を受けて誕生した理学療法士の養成校です。立ち上げ段階から運営段階に入っているところです。運営面の状況は分かりませんが、学生は35人で学費が運営費として取り扱いをされている他の収益は分かりませんから、運営面の厳しさも予想されるところです。和歌山県として必要に学校ですから今後に注目しています。

【教育問題】
 教育問題について教育関係者と論議を交わしました。全国学力試験などの学力の評価についてです。全国的に学力の低下は問題になっていますが、和歌山県も全国学力試験の結果は平均値以下になっていますから問題視すべきものです。

 私の意見として、平均値を求めていては学力向上につながらないためトップランナー方式を採り、身近な所に目指すべき目標を設定することが必要だと提言しました。つまり県立中学校などを地域に設立し、そこを目指す環境を作ることで学力の向上を図ろうとするものです。私立学校は学費の問題などから全てにお勧めできるものではありませんが、県立中学校は市立と同等ですから、全ての方に平等な競争を提供することになります。そして格地域で身近な高校に併設する中学校が設立されることは馴染みがあり、保護者としては安心感を持って子どもを送り出すことができます。

 人は目指すべき目標があるとそれに向って努力します。具体的に目標となるものが近くにないと努力を怠ります。自分で身近な所に具体的な目標の設定が難しい子ども達に、教育者と地域が目標となる環境を提供することはトップランナーを排出するために必要な手段だと考えています。

 ところでお相手の教育者の見解は違っていました。学力を向上させることはそれ程難しくないという意見です。小、中学校で重要なポイントは教育者であれば理解しているため、全国学力試験の傾向を把握することは難しい作業ではありません。例えば試験の前に、重要個所に絞って小テストを実施すればテスト結果は上向きます。

 それに日常から良いと言われている取り組みを授業や指導などで採用すれば、学力向上につながります。朝ごはんを食べること、百ます計算を取り入れること、朝の読書時間を設けることなどが対策ですが、導入できない原因もあります。それは家庭の経済環境の違いです。各家庭で新たな教材費用負担や朝ごはんを作ることの負担が発生します。全ての家庭で簡単に同意を得られるものではなく、学校がこれらの施策への対応を求めると、保護者の反発が起こり、何かあると学校への不満や苦情につながっていきます。モンスターペアレンツと言われる社会現象は、学力偏重が行き過ぎた世の中が作り出したモンスターかも知れません。

 学校はモンスターを創り出す場所でもなければ、学力格差を発生させる場所でもありません。全ての生徒がそれぞれに応じて自然に学力を身に付けてもらうことが使命です。ですから一部の生徒を突出させるよりも全員のレベルを引き上げることが教育現場の使命なのです。
 このことが教育の原点です。これを忘れないように教えていただきました。

 そしてもうひとつ大切なことがあります。学力向上の問題、不登校やいじめの問題は教師にあることです。教師や管理職である校長先生が優秀であれば、全ての問題は発生しません。重要なので繰り返しますが、校長先生や教師の能力が高ければ学力向上は図れ、不登校やいじめの問題は学校で起きないのです。評判の良い先生がいる学校は良い学校の筈です。先生が変わると学校が変わることは良く見られる現象です。

 不平不満とボヤくばかりの校長がいる学校の学力が向上することはありませんし、いじめの問題も発生し続けます。子ども達と接することが楽しくて仕方ないと思っている校長先生のいる学校の学力は向上し、その他の問題は発生しません。

 では優秀な先生はどのようにして作られるのでしょうか。それは良い教育現場を見ることから始まります。技術者は現場を見て成長します。営業員は現場に出て成長します。先生は教育現場を見て学ぶのです。評判の良い先生の授業を体験することや評価の高い学校に行って授業を見てくることがとても重要です。かつてそれらは実践されていました。ところが予算カットの煽りを受けて教育出張予算が削られてしまったのです。

 つまり新任の先生達が素晴らしい教育現場を見ることができなくなっているのです。現在の学校は、先生達が優れた先生に学ぶことが出来ない環境になっています。教育予算がカットされたことに伴って、先生の能力は低下しているとの指摘がありました。
 経験の少ない先生は多くの先輩の先生の授業を見て学ぶことが出来ます。同じ学校の、しかも身近な少数の先生から指導を受けても一定以上の実力はつかないと思われます。
 良い授業から学ぶこと、良い先生の授業や考え方から吸収することが若い先生にとっては大切なことなのです。それは現場から学ぶことに他なりません。現場から学ぶことを放棄することは直面する予算危機から逃れることは可能ですが、長期的に見た人材育成の視点からすると大いなる愚策だといえます。

 教育の基本は教師の能力を高めることにあります。優れた校長先生と教師がいることが教育の質を高めることであり学力向上につながることです。迷ったら原点に立ち返ることです。
11月15日(土) 「チャーターナイト」
【策謀】
 朝一番で打ち合わせを実施。策謀が渦巻く世の中の恐ろしさを実感する出来事を聞き、権力を争う社会の実態の一部を垣間見る思いでした。
 実力者を陥れようとする策謀家の共通する考え方にも触れました。自分が権力を握ろうとするものは時の実力者を周囲の情報から隔離する方法を採ります。そして周囲に対しては、実力者の実態と違う誤った噂を流布します。それが奥深く進められると何時しか、権力者は周囲から孤立しているのです。

 情報の中心にいる人物が情報を操作できるのですが、不思議なことに、その先にいる人同士が直接話し合うことは出来なくなってしまうのです。不思議な空気がそれぞれの人物の間の空気を支配します。

 例えばふたりの権力者XとYがいます。その間に立ち、権力者Xに近い人物Aは、最初に両者に対して信頼を得る動きをします。時間をかけてXとYの両方から信頼を獲得したAは、ある日を境に策略に着手します。Xには、その計画がうまく進んでいるように報告を行い、Yに対してはXが妨害しているような意味のことを報告します。それを繰り返していくとYは、それを事実だと思いこみXに対して不信感を抱くことになります。不信感を抱いた相手とは、それまでとは違った思いを持ちますから、YとXの関係は遠くなっていくのです。直接話をすることはなくなり、全てAを仲介させた話し合いになります。こうなるとAの思う壺です。計画通り物事が進行していると思っているXと、計画が進んでいないと思い込み、それはXの無能さ故にと思い始めているYの関係はおかしくなってしまいます。

 やがて計画を進めるためにYとAが手を組むことになり権限を持っているXを追い出そうとすることになります。恐ろしい計画が水面下で進行していることを知らないのはXだけで、Y以下の周囲はやがてXを追い出すことに成功します。新しい権力者を迎える組織はXを追い出した功労者のAをここでも重要視することになります。

 権力者が変わっても組織内ではAが情報を支配する立場に立ちます。「ブルータスよ。お前もか」のシェイクスピアの作品の中のセリフにあるように、遠い昔から権力者を取り巻く周囲においては同じことが繰り返され歴史は作られてきました。
 現代社会の中の組織においても、人間がやっていることは変わっていないのです。権力者Xからすると、気がつくと四面楚歌になっていて、状況は取り返しのつかないことになっているのです。

 闇に潜んでいて情報を操作できる人物には要注意です。噂があれば、それを直接本人に確かめることが大切です。何事も直接確かめることを忘れてはいけません。噂の元になっている本人に会うことや、孫引きではなくオリジナルに戻って確かめることが真実を確かめる唯一の方法です。
 そして情報に騙されないためには行動を軽やかにすることです。ある地位に就くと人は自ら行動を起こさなくなります。それが真実を見失うことにつながりますから注意が必要です。直接本人と会って真意を確かめることと、自らの動きを鈍らせないこと。これが策謀渦巻く社会から身を守るために必要なことです。

【打ち合わせ】
 シルバー世代のための活動を行っているのがSさん。自らが60歳以上の人が楽しむ場を創造するために会員制の組織を作り毎月のように行事を実施しています。熊野古道ウォークや社会見学の実施、パソコン教室なども行っています。会員は数百人に及び、各行事の募集定員を上回るようになってきました。会社勤めを引退した人や仲間との楽しみを求めている人達はここに集い始めています。Sさんとのこれからの打ち合わせは楽しい時間でした。

【チャーターナイト】
 和歌山中央ライオンズクラブ結成30周年記念式典が挙行されました。レオ委員として招待をいただき出席いたしました。中央ライオンズクラブは私の所属する和歌山ゴールドライオンズクラブの親クラブで、事務所も共有させていただいてもらっています。30年間も奉仕活動を継続していることは素晴らしいことで、本当にうれしい記念式典となりました。
 記念アクティビティは夜回り先生でお馴染みの水谷先生による講演会と和歌山盲学校と紀北支援学校、そして赤十字血液センターへの支援など、ライオンズ活動の原点とも言える福祉施設への奉仕活動を実施しています。

 さらに県警察と協力した薬物防止キャンペーンにも力を注いでいて、その一環としてダルク和歌山への寄付金アクトも実施しています。大きな社会問題に対して会員ができる支援を行っている姿勢に感銘を受けました。先輩ライオンの皆さんの社会奉仕の姿勢に学ばせてもらいました。
 仲間の信頼感に基づいて正義が支配する社会を目指しています。手と手をつなぐことで心と気持ちの温かさが相手に伝わりますから、手を携えることを忘れないことによって、いつまでも信頼関係を保ったままの活動を展開しているのです。

 隣の人を信頼できないのであれば仕事はできません。才能よりも信頼できることが大切で、それが守られているからこそ一緒に仕事ができるのです。和歌山中央ライオンズクラブの会員は30年間も信頼の絆を守り続けています。人が変わってもその伝統を守り続けていることが尊いのです。

(和歌山中央ライオンズクラブ30周年記念式典)
 記念式典と祝宴に参加させていただきましたが、最後に県警音楽隊による演奏も実施されました。県警察と長年連携した活動をしていることから協力をしてくれたものだと思っています。県警察音楽隊は「ライオンズの歌」や「また会う日まで」などのライオンズの歌の演奏を行ってくれ、信頼で結ばれていることをうかがい知ることができました。
 本日の式典の成功、誠におめでとうございます。
11月14日(金) 「農業現場視察」
【農業現場視察】
 福井県美浜町に今年8月竣工したフェアリーエンジェル福井工場と滋賀県竜王町の杉本バラ園の二か所の視察を行いました。フェアリーエンジェルは最新鋭の水耕栽培設備を導入している会社で、京都府北山と千葉県野田市に続く最新工場です。以前、京都北山の本社を訪ねたことがあり、今回の視察に訪れたものです。
 設備と取り組み内容は京都工場と同じでしたが、専門の学者先生と一緒でしたので専門的な意見が出されました。

(福井県のフェアリーエンジェル新工場)

 同じものであれば二酸化炭素を吸収した野菜の方が味は良くなるので、二酸化炭素を吸収するシステムを導入してはどうか。
 水耕栽培のプレートは上から9段あるため上と下の温度に差が生じている筈ですから、室内の温度管理を一定にするため各段にダクトを設置してはどうか。
 植物の生育には風が必要です。風量を出すシステムを導入する方が野菜の味は良くなると思います。
 などの専門的な意見がありました。最新の設備を導入しているのですが、専門家からすると、より良い工場にするためには方策があるようです。


(滋賀県の杉本バラ園温室)
 続いて滋賀県竜王町の杉本バラ園に移動して温室内の視察を行いました。花卉栽培は肥料の高騰、エネルギーコストの上昇、そして原油高により経営が困難化しています。コスト削減が最大の課題ですが、エネルギーコストに関しては省エネルギーメーカーなどの協力者がいるためコスト削減が図れていますが、肥料に関しては園単独では手段が見つからないようです。

バラ作り40年の杉本さんの話はバラ作りに賭ける思いが詰っていました。話の一端を列挙します。
オランダのバラ栽培と比較すると日本のバラ作りは遅れています。まともに勝負しては立ち打ちできませんが、日本人が好む繊細な品種を作り出して日本のバラを普及させたいと思っています。
経済情勢が悪化していることからバラの売れ行きは落ち込んでいます。想像以上に売れないので価格が低下しています。バラ栽培だけでは経営は難しくなっています。それでもコスト削減を図ってバラ栽培事業が成り立つようなしくみを構築して子どもの代に引き継ぎたいと考えています。日本のバラ栽培を絶やしてはいけないと思っています。
仕事を終えて家に戻った時、食卓に夕食と一輪のバラが傍にあったとしたら、明るくておいしい食事になると思います。そんな心の余裕がなくなっている時代です。生活の中で精神的な余裕を感じてもらえるのが花であり生産者の願いです。
バラは嗜好品なので経費削減の対象になっています。食べることは削ることはできませんから、嗜好品から家計を削って行くのは仕方のないことです。しかしバラは嗜好品ではなく心の豊かさを感じてもらえる商品だと思っています。花は生活の中にあってもなくても良いものですが、ある方が安らぎとゆとりを感じることができます。
バラ栽培は希望と夢、そして男のロマンが詰っています。現実は簡単ではありませんが、ロマンを追い求めたいと思っていますし、子ども達にもロマンのある仕事を伝えたいと思っています。
オリジナルのバラを創りたいと思っています。簡単ではありませんがここだけのオリジナルのバラを作りたいですね。新品種は偶然に左右されますが、続けていると出来ると思っています。

 バラ作りに賭ける思いが伝わってきます。そしてこれが仕事に携わる人の心得になります。「バラ」を「自分の仕事」に置き換えても通用する教訓です。
 花卉栽培は決して伸びゆく産業ではないと思いますが、この商品には夢と希望があります。家庭がバラで溢れていると暖かさを感じます。プレゼントの王様はやはりバラの花です。バラのない花屋は寂しく感じます。これからも欠かせないアイテムの一つです。
 フェアリーエンジェル福井工場さんと杉本バラ園さん、お忙しい中対応していただきありがとうございました。
 
【その他】
消えた年金記録に関しての問い合わせ。社会保険庁から調査結果の通知が来たけれども納得出来ないというものです。政府与党は信頼できないので何とかならないものかと怒りの問い合わせでした。
野球殿堂入りした嶋清一投手の祝賀会に関しての打ち合わせを実施。和歌山県の誇りですから祝賀会の今月、11月30日が楽しみです。
和歌山市内で活動している写真同好会による写真展が開催されました。作品の案内などをいただきました。
11月13日(木) 「福祉と防災施策」
【福祉と防災施策】
 和歌山市では65歳以上の方と身体に障害がある方に対して、防災対策として揺れによってガスコンロの火が消える機器取り付けへの補助金を支出しています。海南市でも補助施策が始まっていますが、県内ではこの二つの市が実施しているだけです。

 何故か防災対策は災害が起きてからの補助や支援に重点が置かれていて、地方自治体は未然防止に関して消極的です。ある市では火災が発生した場合の対策、つまり消火器の購入に関しては補助施策があるのですが、未然防止のための機器取り付けに関しての補助施策はないのです。某議員からその市の見解を聞いてもとても不思議に思いました。

 例えば厨房から火が発生した場合、初期対応として家の人による消火活動は必要だから消化器購入に対する補助金は支出します。しかし地震などの揺れによってガスコンロの火が消える機器に関しては、具体的な災害が発生していないため補助対象にならないというものです。社会的影響や経済的観点からも、地震発生時に火災が拡大する場合と火災が防げる場合とを比較すると、火災が発生しない方が損失は少ないのですが、その事前対策に関しての取り組みには地方自治体からの補助金は支出されないのです。全く理解できませんでした。

 特に今日、議題となった65歳以上の高齢者と身体に障害の抱えている方にとっては、火災が発生した後の消火活動は困難が予想できますが、揺れを察知して自動的に火が消える方が安全で安心できるのは確かです。
「私は火災が起きてから消火活動をした方が良い」という人は恐らく少数派だと思います。
できれば、経済的余裕があれば事前対策を講じておきたいと思う人が圧倒的だと推測できます。全額補助は無理だとしても予算の10%でその機器を購入できるのであれば、取り付けしようと思う人がいると思います。災害発生時は自助が第一段階の原則ですから、自助を支援する事前対策があっても良いと考えます。
 市町村としては、県が半額補助、市町村が40%補助、本人が10%負担という形が適しているとの意見でした。さて県の判断は如何なものでしょうか。提案してみたいと考えています。

【スポーツ支援】
 和歌山県内のある市では地域でサッカークラブの活動を行っています。ここを視察に訪れた国の関係者が、その様子を見てスポーツ振興を通じて地域が元気になると判断したので、補助施策の適用を考えてくれました。その結果、補助施策の適用が可能と回答をいただき、当該市と和歌山県に対して補助申請を行いました。ところが当該市の判断は信じられないことにノーでした。国が補助のための予算を検討してくれた結果、市と県を通じて申請してくれたらそれに応えると言ってくれているのに、市が印を押してくれない状態が続いています。

 県としては市から申請が上がって来ないことには動きようがありませんか、待ちの状態になっています。そのため当該市の方が和歌山市に来てくれてその辺りの事情を伺いました。市が認めない理由は極めて簡単で信じられないものでした。そこだけが良い思いをすると市内の他に地域にとって都合が悪いというものまでした。つまり地域振興のための活動を行っていない底辺の活動に合わせようとするものです。地域で頑張っている人に補助施策を適用することで地域のバランスが崩れるという判断であり、到底信じられない判断です。

 地方自治体の支援を頑張っている人や団体にしないで、底辺に合わせることは地域のやる気をなくさせ地域の実力を益々低下させることになります。やる気のある人達は地域を良くしたいと思う意欲が薄れていきます。その市から外に出て生活を行おうとする考えもあるため、地域活動をしようとしている人達が市から出ていく状況も出てきそうです。
 和歌山県と大阪府との県境に住んでいる親戚の二人がいます。和歌山県側の行政サービスと情報提供と大阪府のそれらの取り組みを比較すると明らかに違う